第49話 クリスマスデート (3)
桜美も両親に電話をしていた。
けど、結果は同じ。
迎えには来れない。
けど、桜美のお母さんがホテルを予約してくれたらしい。
「信長、私のお母さんがホテルを予約してくれた」
「ホテルを?」
「二人で泊まりなさいって」
「良いのか?一応、僕は男だよ」
「良いんじゃない?
緊急事態だからね。
ホテルは、ここから15分ぐらい歩いた所にあるみたい」
二人で夜道を歩く。
言葉は無言だ。
信長は考えていた。
一緒にホテルに・・・。
普通に考えてまずいんじゃないの?
僕の理性は大丈夫か?
無理にしたら、絶対に嫌われるし。
嫌われる事だけはしないように・・・。
桜美は考えていた。
信長と一緒にホテル。
男と一緒にホテルなんて・・・。
信長の事が好きだけど、この状況は・・・。
愛美さんともセックスする場所がなかっただけで、セックスする場所があったらしていたと思うって言っていたし。
全く、何もしないのはダメだよね。
どうすれば良いんだろう。
こんな状況、考えた事なかった。
「あの。こんな事を言うと怒られるかもしれないけど・・・」
「なに?」
「一応、宣言する。
正直、あんまり自信はないけど、今日、セックスしない」
「うん。私は、すごく安心するけど、大丈夫なの?」
「宣言しないとダメな気がして・・・」
「そうなのね。ありがとう。私の為に・・・」
「二人の為だからね。桜美が嫌な思いをしない為に・・・」
「ごめん。私が子供だから・・・」
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武田信長:高校2年生
中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。
文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、
まだおっぱいすら触っていないらしい。
桜美の事を『犯りマン』と言われクラスメイトを張り倒す
上杉愛美:通信高校の生徒
中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。
文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。
学校に居づらくなって退学する。
その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。
松永秀吉:高校2年生
上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される
そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で
浅井桜美から別れを言われる。
隠しているが、女癖は悪い。
プロ野球からスカウトも来ているらしい。
浅井桜美(さくら):高校2年生
学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい
おっぱいはGカップ。
文武両道で学年1位の成績を誇る
松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで
優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、
まだおっぱいすら触らせていないらしい。
朝倉咲良:高校2年生
浅井桜美の親友
体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい
母親が学校の先生をしている
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