第32話 登校時でのひととき 後編

「浅井さんおはよう」

「おはよう」

「仲いいね」


そんなやりとりが、いろんな所で・・・。


僕と桜美。

手を繋いでいたから・・・。


周りも温かく見守ってくれている。

それが嬉しい。


その時、何か強い視線を感じた。


その方向を見ると・・・。

松永秀吉がいた。


何か、きつい視線・・・。


「信長、どうしたの?」

「いや、別に・・・」


桜美も松永の存在を見つけた。


「なるほど・・・。

 何か嫌な視線だよね」

「うん。特に被害はない?」


「大丈夫だよ」

「それなら、良いけど・・・」


最近、松永は、学校内の評判が悪い。

つき合っているという噂はない。


部活も精力的に頑張っている噂も・・・。

プロ野球を目指して・・・。


「そういえば、松永ってプロのスカウトが来てるって聞いたような」

「そうね。本人も言っていたよ」


「プロ野球選手の妻って憧れたりするの?」

「しないよ」


「人気あるのに?」

「うん。だって私、自分も働きたいもん。

 プロ野球選手の妻って旦那の為に全てを捧げるみたいな感じがするし・・・。

 栄養士やトレーニングのサポートとか・・・。

 あんまり、女性的な事って得意じゃないんだよね」


「そうなの?

 何でもできそうだけど・・・」

「料理とかは苦手よ」


「それは意外だね」

「幻滅した?」


「そんな事はないよ。

 僕だって苦手なものもあるし・・・。

 助け合えば良いと思うよ」

「そうだね」


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。 


上杉愛美:通信高校の生徒

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 プロ野球からスカウトも来ているらしい。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触らせていないらしい。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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