第25話 秀吉の誤算 (1)

あの時、失敗した。

桜美を失わないようにって思って。

一番、最悪の方向に・・・。


俺の事が全校生徒にバレてしまった。

最大のミスだ。



他にも何を間違えた。


中学から狙っていた浅井桜美。

学校で1番と言われ他の女よりはるかに上だ。

才色兼備。彼女にはそれが相応しい。


同じ高校に進み、アピールして、ようやく高校2年生でつきあった。


俺自身、野球部のエース。

勉強も一桁。

眉目秀麗・文武両道と言われている。


美男美女カップルだ。

最高の優越感に浸る事ができていた。


俺がなんで浮気をしたか・・・。

それは、ただ一つ。


『肉体関係』にはなれない。

それに最大の不満があった。

桜美とは、キスどまりだった。

なんであいつが・・・。


そんな時、俺にアピールしてきたのは、上杉愛美だ。

愛美は、俺とすぐにホテルに行った。


そしていろんな体位の練習台にも・・・。

俺のおかずにもなっていた。


中学の時と違って油断していたのかもしれない。

目標だった桜美とつきあっていたから・・・。


それか、肉体を欲しすぎていたのかもしれない。


俺は、中学で童貞を捨てて、何人も彼女はいた。

しかも性欲が強い方だった。


その俺が桜美とつきあってから犯っていないのだから・・・。


中学の時みたいに、同じ学校の奴を除いていれば・・・。

それなら、桜美にバレなくて良かったかも・・・。


俺の性欲。

どう、発散すれば・・・。


とりあえず、原因となった愛美とするのが一番か・・・。

退学もしたし・・・。


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。


上杉愛美:高校2年生だったが退学

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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