第26話 愛美のその後・・・ (3)

通信制高校に転校した。


1週間ぐらい経過した時、突然、非通知の電話が・・・。


誰だろう?


少し考えたけど、電話をとった。

「もしもし、愛美か?」

「えっ、秀吉?なんで電話を・・・」


「お前がLAINEをブロックしたからだろう」

「それで、何のよう?」


「1回、公園で会おう」

「嫌だよ」


・・・


「わかったよ。1回だけよ」


二人は公園で会う事になった。


・・・


公園に行くと、秀吉がいた。


「どうしたの?」

「つきあわないか?」


「なんで・・・」

「俺たちは、桜美と武田のせいで・・・」


「それは認めるけど、あなたに幻滅したの。

 だから、嫌」

「俺は、全てを失った。

 お前の責任だぞ」


「そうかしら。うちも全てを失ったし・・・。

 あなたの責任でもあると思うけど・・・」

「そうか・・・。

 どうしてもつきあわないと・・・」


秀吉はスマホを見せる。

その画面には、うちの姿が・・・。

セックスしている時の・・・。


「なに、これは・・・。

 盗撮をしたの?」

「これをばら撒くぞ」


「えっ・・・。なんで・・・」


スマホを操作して消そうとする。


「消しても良いけど、クラウドにアップしてあるからな」

「こんなの消してよ」


「セフレになったら、消してやるよ」

「最低」


なんで、こんな奴と・・・。

処女まであげたのに・・・。

こんな仕打ちをされるなんて・・・。

けど、これ以上、親に心配は・・・。


「なんとでも言えよ。どうするんだ?」

「わかったわ」


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。


上杉愛美:通信高校の生徒

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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