第24話 愛美のその後・・・ (2)

その後、一人で考えていた。

なんで、うちは浮気をしたんだろう。


信長に不満があった訳ではない。

けど、秀吉はかっこよかった。


学校でも人気があって・・・。

1回、みんなで遊びに行った。

男女10人で・・・。


正直、すごく楽しかった。

あんなカッコいい彼氏が欲しい。


けど、秀吉の彼女は、才色兼備の浅井さんだ。

がんばって、自分のものにしたい。


たまたま、二人で話をしている時、秀吉から愚痴が・・・。

身体の関係になれば、勝てるかも・・・。


うちは頑張った。

処女だったけど、一生懸命・・・。一生懸命・・・。

痛いのも我慢して・・・。


けど、なかなか、自分のものにならない。

一人なんて嫌だ。

信長とは別れられない自分が・・・。


少しでも良く見えるように頑張っているのに・・・。

誕生日の時にネックレスを褒めてくれた。


「かわいいネックレスだね」って。


すごく嬉しかった。

そのネックレスは、信長が誕生日にくれたものだけど・・・。


今は、少し心が痛い。

自分のした行為だけど・・・。


けど、全てを失ってしまった。

あの後から、秀吉とも連絡をとっていない。


なんか、覚めた気がする。

あの状況での行動・・・。


もう、LAINEはブロック済だ。

連絡を取る事はないだろう・・・。


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。


上杉愛美:高校2年生だったが退学

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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