第19話 呼び出し・・・ 前編
翌日、僕は先生から呼び出しを受けていた。
同時刻、浅井さんも呼び出しを受けてヒアリングされていたらしい。
僕たちの主張は、一貫していた。
ベストカップルコンテストの挨拶の時に、浅井さんが松永と別れる宣言をした事。
松永より別れる理由をこの場で話すように言われたのでお話をしたという事。
別れたあと、僕と浅井さんはつきあったという事。
「お前たちの言い分はわかった。
武田と浅井が繁華街の中に消えて行ったというが、
二人でホテルなどは行っていないか?」
「僕たちは、法令違反になるような事はしていません。
他は、ノーコメントにさせて頂きます」
「そうか・・・。
あと、松永と上杉がホテルに行ったという写真を持っていると聞いたが、
提出する気はないか?」
「それは、強制ですか?」
「いや、任意だ」
「強制であれば、提出しますが、任意なら、辞退させて頂きます」
「わかった。
ここからは、オフレコだが・・・」
「はい」
「お前たち、ギリギリの線を攻めたなぁ。
今回の事件は、学校行事ではない。
そして、相手に聞かれた事を答えただけ・・・。
いろいろな点から考えると、相当、考えたんじゃないか?」
「そうですね。けっこう、考えました。
名誉棄損や侮辱にならないように・・・」
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武田信長:高校2年生
中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。
文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。
上杉愛美:高校2年生
中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。
文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。
松永秀吉:高校2年生
上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される
そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で
浅井桜美から別れを言われる。
浅井桜美(さくら):高校2年生
学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい
文武両道で学年1位の成績を誇る
松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで
優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。
朝倉咲良:高校2年生
浅井桜美の親友
体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい
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