僕と死神物語
僕はそこら辺にいる普通の高校生だ。死神が見える、という事以外は。いつからだろうかこういうものが見えるようになったのは。初めて襲われたのは小学校の時。登り棒の上にいるときだった。初めの頃は、それがなんなのかわからなかったし、僕を殺そうとしてくる存在に恐怖を覚えた、しかしそんなこともしょっちゅうあれば慣れてしまう。今はもう、ちょっとイラッとくる程度だ。死神にも種類がある。彼らからすると一種類のようだが、なんせ現世と死神の世界だ、ものが全く違う。人間の世界が一つなのに対して、死神の世界はいくつもある。だからややこしい。僕は一刻も早く全ての異世界の死神たちの額にばつ印をつけて、襲われないようにするために勤めている。そしてそれを達成したら、海外に行ってのんびりとパン屋さんでも開いて暮らすのが僕の夢だ。え、なんだって?早速フラグが立ってるって?違う違う立ってるんじゃない、わざと立ててるんだ。こうした方が死神が寄ってくるだろ。あ、ほら「運が悪かったな!今日がお前の命日だ、さあ、死ぬがいいイイイィィいいー?何故死なない?」「残念僕は死なない」
死神物語 じゃがりこ @Jyaga-riko
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