第68話 地元開幕戦(前編)

3連敗で迎えた地元開幕戦。

信繁は、先発投手としてコールされた。


右投手としてマウンドに。

1番バッターの右打者に対して1ボール2ストライクからの4球目のスローカーブ。デッドボールに・・・。


それに納得いかない信繁。

『チャレンジ』を要求。


しかし、監督は『チャレンジ』を要求しなかった。


信繁は怒った。

けど、チームの方針だ。

2番、3番バッターをショートフライ、セカンドフライに打ち取る。

4番バッターに対し3ボール2ストライクからスローカーブを投げる。

結果は、ショートゴロ。

打ち取った当たりを1塁へ悪送球。

バッターランナーは、そのまま2塁を狙ってアウト。

しかし、その間に1点を失う。

ランナーが俊足だった事とフルカウントだった事がアンラッキーだった。


信繁は残念に思ったが、あまり気にしていなかった。


2回以降は、ランナーを出さないピッチング。

相手が左バッター、スイッチヒッターの時は左投手を選択。

右バッターの時は右投手を選択して的を絞らせない。


9回まで95球と超省エネピッチング。

しかもノーヒットピッチングだった。

けど、試合には負けた。


球場は興奮の渦になっていた。

奇しくも父親と似たようなプロデビューに・・・。


父親は、ラッキーで完全試合。

俺はアンラッキーでノーヒット試合。


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

この作品は、『高校生 家を買う そして同棲する・・・』の

スピンオフになります。


真田ひかり:高校中退・・・

 真田信繁と星華の長女。

 母親に似れば美人だったが、残念ながら父親に似る。

 それが、コンプレックス。

 田中信繁の毎日の練習につきあう。

 義兄である田中信繁が好きだが、将来を考えて固辞していたが、つき合う事に。

 そして子供を身ごもり高校を中退する。

 現在は大学を目指しつつ、自宅で会社の事務員をする


田中信繁:プロ野球選手

 清田晴彦と真田めぐみ(旧姓:田中)の長男。

 父親の血を受け継ぎ、野球選手として活躍中。

 右のサイドスローと左の158km/hを誇る本格派の両面をもつ投手。

 ひかりの事が大好きだけど、不器用なので言えなかったが、ようやく告白。

 そしてつき合う。

 ドラフトでは9球団から1位指名をもらうも・・・。

 プロ野球選手になる事を決意し、入団し、開幕1軍に。

 私生活では、実父の晴彦によって子供がいる事が世間にバレる。


由香先輩:高校3年生

 田中信繁に憧れる女子高生。

 元女子野球の選手だったので、野球も上手。

 美人でおっぱいも大きく、野球部のマドンナ。

 ひかりに対して対抗心が強い。

 田中先輩に告白するも・・・。

 

真田信繁

 ひかりの実の父。

 星華と結婚後、いろいろあって元カノのめぐみと子供をつくる。

 高校時代に宝くじに当選しており、お金持ち。

 会社員をしながら、自分で会社を経営する。


真田星華

 ひかり、あいの下に二人の子供を身ごもるもうまく行かず断念。

 めぐみに子作りを託し、離婚。そして再婚。

 真田信繁の正妻的役割。


真田あい:中学2年生

 ひかりの妹。星華ににて美人。


真田めぐみ

 高校時代、浮気をして清田晴彦との間に子供ができる。その子が田中信繁。

 ひとりで育てるも、いろいろあり、真田信繁に助けられる。

 真田信繁の側室的役割。

 

真田信隆、春美、景美

 真田信繁とめぐみの子供。3つ子。


清田晴彦:元プロ野球選手

 高校生の時にめぐみとの間に田中信繁ができる。

 女ったらし。

 プロ野球では初登板で完全試合をした伝説的の投手。

 その後、12歳の子供とセックスして逮捕。

 プロ野球復帰後、大リーグへ行くも女性トラブルは絶えない。

 めぐみとの間にストーカー規制法の指定を受けていた事が発覚して仕事が・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る