理の神々と属性
時間を管理する機構クラオカミ。
空間を管理する機構クラミツハ。
これらを二柱の神とするならば、彼は創造神といった所か。
創造神カレは、クラオカミとクラミツハにそれぞれの管理すべく事象を制御するだけの力を与えた。
この二柱の神は
そしてカレはこれら二柱の神に、この世界側から干渉する術を生み出す。
それはエネルギーをそれぞれの神に捧げる事で為す魔法。
カレはそのエネルギーをそれぞれ、時間属性と空間属性と呼称し作り出した。
次にカレは質量を持ち物質化した摩素にも属性を与える事にした。
それと同時にこの物質化した摩素に引力と斥力を与えた。
カレの気まぐれ一つで様々な物に引き寄せられる物質を生み出した。
カレの気まぐれ一つで様々な物を引き離す物質が生み出された。
この閉じられた
時に交わり、時に離れ、様々な密度の摩素が生じるようになった。
カレはこれらの摩素をそれぞれこう呼んだ。
密度の低い摩素、風属性。
密度が中の摩素、水属性。
密度が高い摩素、土属性。
三態属性の誕生だ。
さらに引力属性と斥力属性も生み出し、これを重力属性として纏めた。
カレはさらに物質が盛んに三態属性間で変化が起きるように仕向けた、その為の新たな属性を生み出して。
火属性、密度をより低くして、より運動エネルギーを高める属性。
物質と物質が擦れる事により発生する属性だ。
氷属性、密度をより高くして、より運動エネルギーを低くする属性。
物質が静止する事により発生する属性だ。
カレはこの二つの属性を熱属性と呼んだ。
カレはもう一つ属性を生み出した。
それは電属性。
これは属性を纏める繋げる属性。
質量を持ち物質化した属性を大きさをさらに大きくする属性。
それと同時に伝わる属性としての側面もカレによって与えられた。
電属性によりさらに大きくなる可能性を獲得した結果、属性は複雑さを増していく。
カレはこの肥大化し複雑化した属性を原子と呼んだ。
そして、この原子はその複雑さから来る要因によって、様々な特性を持つようになって行く。
世界は複雑怪奇な様相を見せていく。
様々な属性が様々な結びつき方をし、様々な原子と成っていく。
カレはそんな中から自らが作り出す世界にとって有用な物を摘まみ上げていく。
奇々怪々の様相を見せていた世界は簡略化され、カレの求める…カレが誰かに提供するに都合の良いと思う形へとなるように制御されていく。
そして、これを制御をする為の存在をカレは生み出した。
重力属性の神バリティタ
斥力属性の神アポティキディナミ
引力属性の神トラヴィクステ
三態属性の神トリスポリティエス
風属性の神アネモス
水属性の神ネロ
土属性の神エダフォス
熱属性テルモーティタ
火属性フォティア
氷属性パーゴス
電属性テンマンダイジザイテンジン
創造神カレは各々の属性を司り管理制御する機構…神々を生み出した。
神々は粛々と役割を熟していく。
カレが求める作り出した世界へとより近づける為に。
カレはこの時代の世界を素物界と呼んだ。
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