第2話蘇ったヒグマ
ヒグマは辺りを見回した。
何者なのかよく分からない者によって、ヒグマは蘇った。
あれは何だったのか・・・、そう思う前に腹が空いた。
何か食べたい・・・、近くに人がいた。
人は弱くて、食べられることを知っている。
ヒグマは右の熊手で人を切り裂き、一気に倒した。
人たちが悲鳴をあげて逃げていく、ヒグマは本能のままに人たちを追いかけた。
するとヒグマは謎の声を聞いた。
『お主はここで、人を食い荒らすのだ。』
人を食い荒らす・・・、人がたくさん食べられる!
食べ物への執着心が強いヒグマは、それを受け入れた。
そして先ほど倒した人を引きずり、木々が生える場所へと入っていく。
そしてヒグマは、飢えを満たすためにまずは一人を食べるのだった・・・。
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