記録情報No.3
「【
三者三様の言能が、素早く叶えられる。三人全員が、真っ白の光で包まれた。だが、〈
「あら、凄いわねぇ。私の【
「先に貴様を倒せばいいことよ!」
悠々と話す【
「【
【
言能者は言うまでもなく、自らの言能しか使えない。だが、言能を使うために、その言能を言う必要はない。言葉にした方が、様々な正確性がより上がると言うだけだ。そのため、ある言葉を引き金として、自らの言能をあらかじめ決めていた通りに作用させることで、言能の複雑な併用を実現するという技術がある。それが、〈
音が消えた世界で【
だが、彼女も伊達に〈忘却故の超越者〉——
「【
空気のない世界で、【
轟音。コンクリートが成す術なく抉り飛ばされ、粒子同士の衝突によって原子核を崩壊させられたコンクリートとその下の大地を構成する原子が、空気中に拡散する。
「あらあら、危ないわねぇ」
そして、数百m離れた大通りの先。何も変わらぬ姿で【
「ごめんなさいねぇ。私の身体、世界の言うことをきいてくれなくて」
微塵も崩れぬ余裕と自信で、彼女は獰猛に笑う。
「全ての物質は光速以上で移動出来ないってこと、
自らの身体、否、自らが望むもの全てから、世界の理を忘れさせることで、世界の理を超越する。
これこそ、彼女が超越者たる所以。〈
「…バケモノめが」
「口が悪いわねぇ、【
「あぁ、
一文字に口を結んだ【
「想像以上に厄介そうだ、
「わかった」
後方で控えていた【
そして、少女二人が宣言する。
「【
「【
北欧の伝説に刻まれた、最期そのものの名で以て。
世界は全く、動かなかった。
ただ、その瞬間。【
文字通り、跡形もなく。
「……流石に、死ねば黙るか。【
静かになった世界で、【
【
やっていることは、相も変わらぬ加速だ。自らの速度を跳ね上げ、超高速で移動する【
その世界の中で、【
「こちら【
首元の機械についたマイクにそう言って、いち早く【
そして、終わらせなくて正解だった。
「あはははっ! 【
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