第35話・・ちょいとさんの子育て奮闘記№3
ジャッキーもすっかり大きくなりました。まん丸で手足短いのがこれまた可愛い過ぎて困りますが・・・
ある日の事パパがいつもの様に、ジャッキーに色々と教えていた時の事です。
「クーン・ねぇパパは何故夜しか来ないの?」
とジャッキーがパパに質問します。するとパパはこう答えます。
「ぐぁん・・昼間のパパは働き(縄張りの見張り)に出ているんだよ。」
と答えます。するとジャッキーは喜び、パパは強いんだ!と大喜びです。私もジャッキーにはパパは野良犬さんとは言っていません!ジャッキーが悲しむ姿を見たくないからです。
パパが強い事を知ったジャッキーは、
「クーン・・僕もパパ見たいになりたい」
と言って聞きません。なので私は色々とジャッキーに躾をしました。特に、知らないひとが来たら吠えるのは、まだまだ子供なので大変でした。
「ワン・・ジャッキー、もっと大きな声で吠えなさい」
「クーン・・これ以上大きな声出ないよ!」
私は困り果てました。まずは門番が出来ないと、困るからです。でも、あと数ヶ月もすれば大きな声は出ると思うので、今は我慢しました!
ある日の事です。
パパの素性がばれる時が来たのでした。
その日は朝からエリーちゃんが遊びに来ていました。そしてエリーちゃんが言ってしまったのです。
「くぉん・野良犬さんは来て無いの?」
「クーン・・野良犬さんて?」
「くぉん・ジャッキー君のパパよ!」
「クーン・・パパは野良犬さんなの?ねぇママ」
「ワン・・ジャッキー、ごめんね😢💨💨、そう!パパは野良犬さんだよ。」
「クーン・・ママもパパも嘘つき」
ジャッキーは泣いていました。私も心が痛い事件でした。
・・・4に続く
はたしてパパの運命は
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