時の色

TSヴォーライト

エピローグ

きてしまった。

何が起きようと戻らないと決心したのにもかかわらず。

戻ってきてしまった。


遠くの宇宙に光る太陽の光が大袈裟に街に降り注ぐ。

決して、美しくなどないのだ。


こんな温もりもない殺風景なフルサトになぜ人は住もうとなぞ思うのか。

理由は単純明快。 誰もここの昔を知らないのだ。


なんて無責任で利己主義なのだろうか。


また、俺もその一人だったのだ。



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