第115話 ダンジョン調査【1】
指導初めはどうなる事か不安になる事が多かったですが、流石に精霊要素を持った種族達です。
水魔法で水撒き出来るウンディーネ達は広大な芋畑に魚介類漁海草採取と食料確保生産を一手に引き受けてくれて居ます。
港町住居を完成させたシルフとサラマンダー達、更にサラマンダーとシルフ達は丸木船から帆船に海路運航に適した船を造船し、シルフが風魔法で速度も方向も自由自在に操船し交易準備は整いました。
サラマンダー達は鉱山から金鉱石、銀鉱石、鉄鉱石採掘など、火魔法を駆使し、金銀銅錫鉄の加工品の生産を始めました。
もっと貴金属細工を向上させる為、バッフ代理王に頼みドワーフ職人10人に移住して貰いました。
逆にサラマンダー移住希望者カップル5組を、ドワーフ王国に送りました。
移住したサラマンダー達は、思いのほか自然にドワーフ国に入り込んだようです。
バッフが「サイ国王様の関係者なら火を操る位当然だ!」とドワーフ達に告げて回ってくれたそうで、ドワーフ鍛冶師とサラマンダー達の相性が非常に良い為、協力体制が予想以上に進みました。
カエデの森にウンディーネのカップル5組を移住させ、ノーム農業との協力体制をはかり上手くいってます。
シルフに、風魔法でのカエデ樹液の濃縮をやってみて貰った結果、煮詰めた物と味風味が違う、糖度は同じでも軽い味のカエデシロップが出来上がりました。
この新製品シロップを『ライトシロップ』と命名、シルフを動員し量産体制も整いました。
ノーム達の西大島移住は、カエデシロップ生産が順調な為人口増加後に成りそうですが10人の女性ノーム全員妊娠していて、ノーム人口も順調に増加しそうです。
発展の切欠は作った、これ以上は喜ばれるかも知れませんが、お節介になります。
「ユーフラット神様、手助けはここまでにして、ダンジョン調査に行きます」
『神力を使っても、魔力が邪魔で低階層しか確認出来ません、実際に調査しないと……サイ様!行きましょう!!』
「え?ユーフラット神様も同行されます?」
『守る必要はないです、居ない者とお考え下さい』
あのイグリス神の下で、苦労されて来たユーフラット神様束の間の息抜きにでもなれば「はい、行きましょう」
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