第114話 サイ精霊達に生活指導する

 精霊達に聞くと住居は無く、移動生活適当な所で適当に寝て狩をして食べて、と言った本当に原始人的原始生活してる。

 住居を建て定住させ、狩猟や漁だけでなく農業畜産を教え……時間が掛かりそう!

 最初の一歩を間違えないようにしないと。


「皆さんの住居ですが、移動生活を止め、この入江に定住して港町にして下さい」


 軽井沢の別荘ログハウスをコピーして取り出しました。


「「「「「「「「「「おぅ?!」」」」」」」」」」

「この建物は丸太を組んで建てています。

 サラマンダーの皆さんとシルフの皆さんで、この丸太小屋を参考に住居を建築して下さい!」

「おっ?出来るかな」

「小さな簡単な建物から始めて下さい、きっと出来ます。

 豪君、進君、華子さん、魔女の皆と亜人の皆手伝ってあげて!」

「「「「「はい!サイ様!!」」」」」

「サイちゃん俺達、家なんて建てれんぞ?」

「材木の伐採に建材作成は出来るでしょ!華子さんは誰より力持ち木材運搬を亜人達とやって」


 ここは任せて食料確保!

「ウンディーネの皆さん、昆布やワカメ海草採取に魚介類の漁を担当して下さい!」

「「「昆布?ワカメ?それって何ですか?」」」

「海草と言って、海に生える野菜です。

 ウンディーネの皆さんは海に入れるでしょう!海底に生えてる物を取って来て!採取してきた物を見て名前を教えます!柔らかい物を採取して来て下さい!

 あっ!ここまでで、残りのウンディーネさん達はあちらの砂浜で貝拾いして下さい!私が着いて行きます」


(貝は大体が食べられるけど、タバコダメみたいに苦いのが有る、何でも拾われちゃ選別が大変になる)


 今は黄金都市になってる炭焼き村の竹カゴ、これをコピーしてウンディーネ達に渡します。

「おぅ!誰も取らない貝、凄く大きいアサリがゴロゴロ!!」

 変なの拾わないようアサリを皆に教えました。


「これで貝のタンパク質、海草のビタミンと少ないけど炭水化物、生きて行くだけならこれで充分なんだけど…インベトリーのジャガ芋で芋畑作らせるかな?」

 思案してる間に、ウンディーネ達アサリを大漁です。


 港に帰ると豪君達、森林を伐採し建材作成頑張ってる。

 シルフが風魔法で材木の乾燥を頑張ってます。

 サラマンダー達は、丸太を組み合わせ小屋っぽい物を建ている。

 建築の専門家は居ないので、お手本参考に試行錯誤して下さい、その内サラマンダーの大工さんが出てくるでしょう。


 海草採取のウンディーネ達が帰ってきました。

「これは、お飾り用のホンダワラ固くて食用に適しません、取り除いて!

 天草も寒天作るなら必要だけど、直ぐには食べられないので取り出して!!」


 ウンディーネ250人、団体の子育てしてるみたい、疲れました。

 大雑把な私には無理!

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