第113話 サイ精霊達に魔法指導する

「シルフ族の代表者の方」

 空色の髪の男女が出て来ました。

「サイ女神様!シルフ族のフィンと申します宜しくお願い致します」

「サイ女神様!シルフ族のフェアです、宜しくお願い致します」

「フィンさんとフェアさん、私はただの人ですかしこまらないで普通に話して下さいね」


「ユーフラット神様がうやまわれ、丁寧な対応されてる!上位の女神様ですよね?」

「違うよ困った神、イグリス神を眠りに着かせた、その関係で感謝されてるだけの普通の人間だよ」

『サイ様!認識されて居ないようですが、イグリス神様はあんなでも私の上位神です、そのイグリス神様が自らの神力を授け受け取られたサイ様は私ユーフラットよりも上位の神格です!やがてこの世界の主神となられるサイ女神様に私を始めコウガもナイルもミシもお仕えして居ります』


「そんなの聞いて無いよ?」

『シルフ族、サラマンダー族、ウンディーネ族、サイ様のご指導しっかり受けて居れば、素晴らしい未来が待って居るぞ!』

 遣り難い!ユーフラット神様達、私を過大評価し過ぎだよ…


「ま、良いわ…シルフ族が使える精霊魔法って何?」

「「精霊魔法?それはなんですか?」」

「……ではシルフ族って種族的に何が出来るの?」

「嵐が来るのが分かります、雨が降る事も分かります」

(それだけ?ノームと一緒ショボい能力)

「サラマンダー族って何が出来るの?」

「我々は木を擦って火を起こせます」

(能力以前!原始人かよ!)

「ウンディーネ族って何が出来るの?」

「ダウジングで水脈を探れます」


「分かった…シルフ族には風魔法指導、サラマンダー族には火魔法を指導、ウンディーネ族には水魔法を指導します!環境改善はそれからにします」

「「「「「「魔法?ですか?」」」」」」

「シルフ族はこちら進君に風魔法を指導して貰います」

「「「「「は、はい!」」」」」

「サラマンダー族はこっち、豪くんに火魔法を指導して貰います」

「「「「「はい!」」」」」

「ウンディーネ族は私が水魔法を指導します」


 イグリス神が手抜きとは言え、精霊として造り出した種族です、魔法の素養はしっかり有って、指導も素直に受け入れてくれる、非常にやり易く僅かなヒントで全員魔法か使える様になりました。

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