第116話 ダンジョン調査【2】
『サイ様ダンジョン1層の魔物はスライムです、罠は今の所存在確認出来ていません、おそらく1層には無いものと思われます』
ユーフラット神様、声が明るい!凄く楽しそうに話し掛けて来ます。
「サイちゃん、ダンジョンの魔物は倒すと消滅してアイテムを残す」
「倒すと消えるの?何で?」
「ダンジョンの魔物はダンジョン核から生まれるらしい、全て倒しても一定期間でポップする、核を潰さない限り魔物は無限にわき出るぞ」
「そう?ならダンジョンは、アイテムを取り放題だね」
「ラノベでは国や貴族が資源豊富なダンジョンを管理してた」
「国って事は、私が管理する?」
仕事が増えそう、陸続きなら頻繁に来る事出来るけど、亜大陸並にでかくても離島では、誰かしっかりした人に管理任せないと。
「スライムは何を落とすの?」
『サイ様この近辺は鉱山です、魔物が落とすアイテムは鉄や銅と予想されます、強い魔物が居る下の階層では銀や金も落とすかも知れません』
「鉱山で鉱石採掘より能率良いね!ダンジョン核潰さずに上手く管理すれば、凄い鉱山を持ってるのと同じだね」
『サイ様が暮らして居られた日本では【案ずるより生むが易し】って言うそうですね早く1階層に入って調査しましょう!!』
ダンジョンの洞窟に入って行きます。
普通の洞窟みたいですが、少し進むと抵抗は有りませんが何か薄幕を破った様な感覚が有って、更に進むと洞窟のはずが草原に出ていました。
「あれ?外に出たの?」
『ダンジョンは濃い魔力溜まり、濃い魔力が空間をねじ曲げここは異空間になっています』
「サイちゃん、ダンジョンはそう言う物だと思って、深く考えない事!」
「進君?黒いあれがスライム?」
「みたいだけど、変なスライム」
プヨプヨして居ない黒いスライムの動きは、予想外にシャカシャカ早く動く。黒くて楕円形、思っても口に出せないよ!(Gみたいって)
進君は備前石道で一刀両断してます。
「二つに増えたね」
両断されたスライムが、それぞれ丸まって2匹になってる。
『スライムを切ってはダメ、叩き潰すか魔法で焼くと倒せます』
魔女のモコが火炎でスライムを消滅させました。
消滅したスライムは、親指の爪位の青い玉と500円位の黒い塊を残しました。
「魔石と鉄塊ね」鑑定してみました。
モコが拾った魔石を不思議そうに眺めて居ます。
「サイ様、魔石って何に使うの?」
「さて?」
「魔石は魔道具の電池みたいな物なんだけど、女神聖国に魔道具は無いね」
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