第104話 酒造指導
「サイちゃん、今回も無茶苦茶どうしたの?」
「豪君進君は鑑定出来て無いのか……
トワイライト王は私が無能王って言ったのを根に持って、復興支援を私達にさせて良いとこ取りし、隙を突いて兵達に私達を殺させる計画してた。
命令を受けた兵士達、私達を最初から敵視してたでしょう?」
「えっ?そう?気付いて無かった」
「僕は兵達の不穏な雰囲気、気になってた」
「と言う訳で、先制攻撃やったの」
連絡を受けたマッスルーウム達が、桃太郎マスカットを持って来ました。
「「「「「「女神様、持って来た!」」」」」」
「ありがとう、これから定期的にマスカット運んでね」
「「「「「「「「「「分かった!!」」」」」」」」」」
ポーズを決め、太眉毛ヒクヒクどや顔のマッスルーウム、結構イラっと来ますが我慢です奉仕にねぎらいます。
一人ずつ頭を撫でてやると、顔を赤らめモジモジしてる。
「あれ?チョッと大きくなった?気色悪う~ぃ!!」
「トワイ州知事に兵士達、これからワインの作り方指導する」
どこにでも生えているドングリの木で、樽をこしらえます。
魔法は便利簡単にワイン樽が出来ます、取り合えず20個作って置きました。
「樽の作り方は工夫して下さい」
「はい…」
「まず桃太郎マスカットをこの木の桶に入れます、マスカットを素足でグチャグチャ踏み潰します。
潰れたマスカットは10日程放置、糖度が高いので簡単に発酵します。
それを布で絞り液を樽に詰めます。この時点で既にワインですが美味しいワインにする為1年から10年寝かせ熟成させます」
「ブランディーは、ワインをこの装置で蒸留し酒精の高い物を樽に詰め2~3年熟成させたものを商品にして下さい」
「気の長い話で、直ぐに商品流通できませんね?」
「ドワーフ国相手なら、蒸留した物をワインにブレンドし酒精の高いワインにして流通させれば良い」
「自信が無いですがやって見ます、遣るしか無いです、このままではトワイライトはじり貧です」
就労可能な住民500人が一丸となり、ワイン酒造が始まりました。
マッスルーウム達、順調に桃太郎マスカットを運んでくれてる。
酒造は順調に進んでいます。
意外に手こずってるのが樽作り、良さそうに見えても水漏れする。
取り合えずまともな樽が出来るまでの繋ぎ、魔法で樽を山積みして置きました。
「さて皆待たせてゴメン!中央区東山の始祖ドワーフ調査に向かうよ!」
「サイちゃん無茶苦茶するわりに、フォローが丁寧過ぎるよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます