第97話 ドワーフ王国
暴れて、マタンゴ食べただけなのに、
「恐怖で、縮こまって居ただけだぞ!」
「感謝は、出て行ってくれて、有り難うって事でしょ?」
「気分良く、ドワーフ王国に行くよ!」
「「サイちゃん!今回は特に無茶苦茶だ!!」」
「ん?豪君進君?鑑定で看破してたでしょ?容赦無用の連中だったでしょう?」
「サイちゃん程鑑定使えねぇよ、俺らは地底人がドワーフの逃亡奴隷って事しか見えんかった」
「そう?」
サイの鑑定は、イグリス神の特製『神の目』です。
『神の目は誤魔化せん!全てお見透しだ』って事です。
魔女達に合流しました。
「······と、言う事で、ドワーフの国に行くことに成りました」
「女神様?全然意味が分かりませんが?」
「モコちゃん、サイちゃん、チョッと変なんだ!要約すると
陰謀渦巻く地下王国、サイちゃんは『神の目』で看破、紆余曲折で配下にしました。
地底人は、ドワーフからの逃亡奴隷で、解放した事実を報せにドワーフ王国に行く事になりました。
ドワーフに容姿が似ている、僕達3人で行くのが一番安全」
「今進が言った様に、皆は引き続き待機してくれ!」
言い残し、北の山脈目掛け走りました。
「サイちゃん!皆が可哀想だよ、役に立とうって精鋭揃いなのに、肝心な時いつも待機だろ?」
「ドワーフと戦う事になれば、皆を呼ぶ」
「サイちゃん?戦う事前提?」
「確めて見てからだけど、人間を狩って奴隷にするような種族、普通じゃ無いでしょ」
「そう言われると、何か事情があったとか?」
「だから、地底人が間違う位似てる、私達で調査するの!」
黒髪で、ズングリムックリ髭もじゃの男達が、畑を耕して居ます。
「ドワーフって、鉱山の鉱石掘りや鍛冶屋ばかりじゃ無いのね」
私達に気付いた、農作業ドワーフが手招きして。
「嬢ちゃんに坊主!食って無いのか?ガリガリに痩せて!チョッと待ってろ!」
唐芋を蒸かした物を、山盛り私に押し付けます。
「甘くて旨いぞ!これ食って元気出せ!!」
「あ、ありがとう···ここで食べて良い?」
「あぁ!確り食え、おーい休憩するぞ!!儂らも食うが、遠慮せず食えよ!」
第一村人は気の良いドワーフでした。
「ねぇ、国王様会った事無い?どんな人?」
「そうだな···酒が一番呑めて、一番強い奴だな」
「強い!良い人?」
「強くて、無茶な奴だな」
「強いドワーフは、弱い人間を奴隷にするのが、当たり前と言う奴かな」
⦅鑑定⦆サイはコッソリ鑑定した。
【酒造り名人バッフ】ドワーフ1の酒造家、前国王。酒呑み勝負で負けて国王を退任した。
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