第92話 村には関わらない
小鬼達が野営準備してる間、村の様子を見て回りました。
3重の柵にグルリ取り囲まれ、畑には主食にしている芋のみ植えられ、野菜は森の中の野草を収穫食して居るとか、猟は魔物で危険な為、大河で魚漁をしているそうです。
村には現在52人が、飢える事なく暮らして居るとか。
「無理に救助する必要は無いな」
サンセット王国の生き残りは、これで全てだそうです。
夜が明けます。
「ゴンザ村長、私達は中央区の2王国を見に行く、達者で暮らせ!!」
「お待ち下され!食料を少し置いて行って下さらんか?」
「対価は何がある?無償とか虫の良い事は言わんだろうな?」
「······」
「図星か、私は国王!国民ならば施し、炊き出しもするが、敵対者は放置か滅ぼす!」
「······国民にして下され!」
「断る!ではな!頑張って生き延びよ!
総員!大河を渡るぞ!!」
「サイちゃん!冷たいぞ」
「鑑定で見た、ゴンザはダメだ!腹黒過ぎる!」
「王様、村の人助けてあげて」
「チロル?お前とサンセット、二人は、あの村人達に見捨てられたの、気付いて居ないの?」
「えっ?えぇ~~っ?」
「お前達二人は、華子に助けられなければ、死んで居たぞ!」
「それは、思ってる」
「今の所、サンセットとチロルは、何の役にも立たん!厳しいようだが、豪か進に指導してもらい、出来る事を探せ!」
村を離れ、大河に到着、河向こうからマッスルーウム達が、勢い良く泳いでやってきた。
「さて、小鬼と豚人2000人どうするか?」
「「女神様!俺らオヨゲる!」」
豚人850人は泳げるそう。
「小鬼、お前達は?」
「「「「「む、無理です!!」」」」」
「小鬼1200人を···マッスルーウム達に、なん往復かやって貰うか」
サイは、完全にトワイライト王国の事を、忘れて居ます。
◎◎◎
「女神聖国の、サイ王、遅いのぅ」
「サンセットの生き残りが、結構居たのでしょう」
女神に頼ると決めたトワイライト王国、サイに忘れられたトワイライト、どう成るのでしょう。
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