第78話 楓の森
「日が暮れる、ここで野営する!準備せよ」
つい余計に言ってしまうが、皆テキパキ野営準備始めて居ます。
「サイちゃん、ライト王だったっけ?拒否放置して大丈夫か?」
「豪君、考えてみて!同じ人間だからって、嫌がる奴等助ける義務は無いよ、従うなら面倒だけど、飢えない対策はやるよ!
でも、敵対するなら滅ぼすか放置する」
「豪!サイちゃん極端で、冷淡な処置みたいだけど、危機的人類協同体が栄える為には、危険分子養う余裕は無いよ!平和で豊かな世界に成れば、色んな意見は必要だけど、今は不要!!」
「進君の言う通り!衣食住足りて、平和で豊かな世界なら、色々ゴチャゴチャ言う事は許されるけど、この世界はプライドだけの詰まらん無能が世界を人類を滅ぼす原因になる」
「あっ?ケンタウルス達、デッカイ鳥を狩って来たみたい」
鑑定すると。
【ヤンバルクイネ】(元ワイバーン)喰いねぇ喰いねぇ!旨いぞ!!
「コウガ神様のプレゼントね」
2メートル以上の巨大な鳥、ダチョウよりエミューに近いかな?
メズ達が解体してくれてる間に、ハート芋今は男爵芋を大量に煮る。
焼き鳥は味塩パラパラも良いが、桃果汁ベースに味噌とすりおろしニンニクと醤油でタレを作りました。
ヤンバルクイネの、肉片を炙りタレに漬けて味見「く~ぅ!!旨い!!!」
お肉が美味しい上に、極上のタレ!味塩で充分旨いのに、このタレは反則です。
小鬼族と豚人族、2000人の食欲侮って居ました。
途中から煮芋間に合わず、コピー量産の鉄板上で、芋の輪切り焼きと、ハートマト男爵トマトを、山盛り出し間繋ぎに食べさせ、何とか腹一杯食べさせる事が出来ました。
旨い物を腹一杯喰わせる、元魔物にとって始めての出来事だった様で、私に対する忠誠心の振り切れるアップに繋がりました。
アルミ防寒シートを全員分コピー量産、銘々適当にくるまって寝ます。
私は、タウルのお腹に潜り込み温かふっかふかで気持ち良く眠れました。
かなり北上したみたい、肌寒さで目覚めました。
朝食を軽く済ませ、また駆け足です。
昼近くになって、辺りの灌木が様変わりしました。
「あの葉っぱ!!」
「「サイちゃん?」」
「メープルリーフ!」
「金貨?」
「違う!メープルシロップの木だよ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます