第62話 ロゴス宰相の報告を聞く

 出産が無事終わり、牛人狼人11人と17人の教育訓練を、メズ達に丸投げします。

 だって、私が全て出来るはず無いでしょ!


 執務室で、ロゴス宰相の報告を受けています。

「女神様!害虫貴族ですが、軍を動かせ全ての害虫貴族、侯爵2人、伯爵6人、子爵5人、男爵2人、当主を拘束女神様の裁き待ちです」

「後の貴族は?」

「1侯爵、3伯爵、11子爵、30男爵が、害虫駆除に協力してくれました」


「まともな貴族が、結構多いのは良かった」

「はい!害虫2侯爵家が諸悪の根源です」


「協力貴族筆頭のゴウギ侯爵が、女神様にお目通り申請されて居ります」

「ゴウギ侯爵?!将軍帰ってるの?」

「はい!ゴウギ侯爵と隊長のミズナ、リョウト、サイコの3伯爵の働きで、素早い鎮圧が出来ました」


「将軍達全員呼んで!打ち合わせしたい」

「はっ!!」



 待つ事無く、ゴウギ侯爵達が入室しました。

「女神様!我らがノンビリ帰還する間に、大活躍平定された様で、お陰様で、咎め無く帰国できました、有難う御座います」

「帰国早々大仕事、して貰えて助かりました」


「本題に入りますが、私はこの国の貴族事情を全く知りません、ロゴス宰相を補助し、ゴウギ侯爵、ミズナ伯爵、リョウト伯爵、サイコ伯爵、皆さんで裁きの大筋を練って頂けませんか?裁決発表は私の責任で、私の名のもとに処罰遂行致します」


「あぁ!女神様!お任せ下さい!と言っても簡単!全員領地没収、爵位剥奪、罪人にこそしませんが、平民の暮らしなど出来ない傲慢貴族ども、追放すれば、野垂れ死にするでしょう」


 随分乱暴で、単純な裁きですが、成る程良く考えられた裁き、国とすれば益のみ、不利益は皆無に思われます。

「ゴウギ侯爵、ただ一件懸念が、爵位剥奪で自棄を起こし、謀反を起こしませんか?」


「大丈夫ですよ、女神様!内部報告者が数人居り、逐一状況報告して来ています」

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