第60話 獣人族が充実

 ケンタウルスの出産は、落ち着いたようです。

 タウル達を合わせると、26人になります。

 一番始めの子と、連絡受けて頑張ったけど、二人目の子と、二人可哀想な事になりましたが、アルと奥さん3人以外、26人の馬人族全員100発100中の快挙?でしたね。


 死産二人の父親は、呆れた事にアルでした。

 どれだけ、族長特権ハーレムやってる!アル!!


 一月掛けてタウル達、ケンタウルスの訓練がほぼ終わり、結局人化や魔法が使える様に成ったのは、タウル達最初に生まれ、私が異常な回復魔法使った4人だけでした。


 一月の間に、全員すっかり成長し、容姿は成人してる様に見えます。


 出産二波目の最初、セントとトール二人は念の為回復魔法使ったので、人化と身体強化と風魔法は、使える様になりました。

 他の子達は、身体強化は覚えてくれましたが、そこまでです。


 メズ達とタウル達が、訓練指導してくれたので、暇になった私と豪君進君の3人で、見違える様な発展を遂げた、トシナガ王国の王都や黄金都市、海岸町やハジマ市(大町から市になった)に、バイクで訪問観光して周りました。


 王都と王国の運営は、4人の元執事セバ達が確りやってくれて、私の存在不要のように上手く運営しています。

 黄金都市は、元奴隷商人のアシム市長が凄い才能手腕で、凄まじく発展させていました。

 海岸町のショボクレ町長も、指導の成果見違える様な町に、もう寂れた漁村の面影は有りませんでした。


 何処に行っても、凄い歓迎を受けましたが、ハジマ市に入ると

「「「王様!お久し振りです!!」」」

 ラリー、モー、カーリー達オカッピキ隊が勢揃い、20人程が整列敬礼で迎えてくれました。

「あれ?ラリー!隊を増員したの?」

「はい!現在100人体制で治安警ら、行って居ります!!」

「頑張ってるね!治安は任せたよ!」

「「「はい!」」」

 ラリーが奉行、モーとカーリー、それに創設当初の6人が同心だそうです。

 そんな組織の事以前話たね。


 話ながら、ハンターギルドに案内されました。

「雰囲気変わったね!」

 やさぐれ荒れた感じが一掃され、妙に明るい感じに変わっています。

「トシナガ様!!」

「リズさん?」

 事務服じゃ無い、パリッとしたスーツ姿のリズさんに、ギルド長の部屋に通されます。

「あれ?ギルマス居ないの?」

「私が今はギルドマスターです、前ギルマスは副市長やってます」

「へぇ~、出世したね」

「トシナガ王のお陰です!!」



 外で、ジムニーのクラクションが響いています。

「戦車隊の、誰か来たみたい」

 ダイスが血相変えて、飛び込んで来ました。

「女神様!牛人と狼人の子供が、次々生まれています!!」

「難産?」

「いえ!自然分娩ですが···生まれた子供が····」

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