第57話 教育はメズ達に任せる

「私はメズ!!一番のお姉様だからね!!」

 メズ達に4人を任せ、馬番に馬舎の掃除をさせて居ます。


 私は必死の出産介助で、全身羊水でベトベトです。

 お風呂に入りたいけど、浄化魔法で我慢!

 一瞬で全身、服まで綺麗になりました。


 生まれて直ぐなのに、メズ達とタウル達は会話が出来てる?

「又々私ヤラカシタかも!!」

 心肺停止状態だったルシーに、脳障害が無いよう特に念入りに回復魔法を掛けた、その流れでタウル以下、皆にも脳障害が無いよう、意識して回復魔法を掛けてしまったよ。


 出産後、豪君進君メズ達が手分けして、タウル達4人に産湯を使って居る時から、何とは無しに気付いてはいました。


 新生児が直ぐに会話が出来、理解を見せる異常は、当然の結果でした。

「ま、良いか!」

「「良く無い!!サイちゃん!無茶苦茶だよ!!!」」

 進君と豪君のツッコミが、私を落ち着かせます。





「女神様!妊娠している馬は、後10頭は居ります」

「そう?生まれる予想は?」

「予想が立てれません···出産までが普通の馬と違い過ぎで、異常に早いです」


 馬だけに馬力があり、人と同じでアル達年中無休の発情期!!

 ヤバイかも······家族計画教えないと。


 ···避妊具開発しても、蹄じゃ着けれん!

 膣外射精!「それしか無いね」


「手遅れじゃ無いよね?アル3人の奥さんに、メズ達の妹弟仕込んで無いよね!」



 助産婦、私以外ケンタウルス出産補助、出来る者が居ない。


 力的には、豪君進君で良いけど、力任せに引っ張れば良い訳じゃ無い、指導して直ぐに出来そうなのは、メズ達3人の方かな?

 メズ達には、タウル達の教育もやって貰って居る、一緒に遊んで居るだけみたいに見えるが、子供の教育とは遊び半分の方が上手く行くみたい。


「どちらにせよ、当分王国を離れられん」


 メイドが迎えに来ました。

「王様!夕食の用意が整いました!いつでもお食事出来ます」

「分かった!直ぐ食べる!!

 皆!!夕食に行くぞ!!

 メズ!タウル達は食事出来そうか?母乳の方が良いか?」


 女神様!普通に何でも食べれます」

「では、全員で食堂に行くぞ!」


 呼びに来たのは、たしかメイド長だよね。

「キャサリン!メイド10人で大丈夫か?」

「はい!王様!多い位で、メイとマナを厨房でコック見習いさせて居ります」


 食堂では、メズがタウルとルシーの間に座り二人の食事の世話を、ダズがタウロの世話を、ゴズがケンタの食事の世話をしてくれた。


 ノンストップ走行、引き続き出産介助、思った以上に疲れたようです。

 食事後、入浴もせず、ベッドに倒れ込む様に眠りました。

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