第56話 馬人族ケンタウルスを救え!!
『女神聖国』と国名が決定しました。
建国祭の打ち合わせも終わり、休憩中のサイの所に、アルフォンヌが乱入して来ました。
「女神様!!儂ラノ子供ヲ助ケテ下サイ!」
アルの話では、トシナガ王国の馬場より、異変を知らせる部下が先程駈けり込んで来たそうで、メズ達とも馬とも違う子供が、産道に引っ掛かり産まれる事無く、母子共に亡くなったとか。
出産を控えた牝馬が、後5頭居るそうです。
「ロゴス!後を頼む!!」「はっ!!お任せ下さい!」
「メズ、ダズ、ゴズ!着いて来い!!」「「「はい!女神様!!」」」
「サイちゃん!俺達も行く!!」「ん···良いだろう!着いて来い!!」
女神聖国とトシナガ王国間は、凡そ150キロ。
悪路で時速30キロ位しか出せないけど、ジムニーでノンストップ走行すれば5時間で行ける。
可能な限りのスピードで、ジムニー2台が突き進み、4時間半で夕方には、トシナガ王国に着きました。
門を止まる事無く素通り、クラクション警告しながら大通りを進みます。
驚き騒ぐ住民を掻き分け、トシナガ王宮に入ります。
そのまま進み馬場に到着、馬舎に駆け込みました。
馬番の二人が異常事態に、なす統べも無くワタワタしてる。
「王様!!どうしたら良いのか···命が消えるのを見るのは辛かったです!」
「助けようにも、引っ掛かり引っ張る事も出来ませんでした·····」
「何とかする!!取り合えず汚れた馬舎を掃除せよ」
「「はい!!」」
二人は出来る事を命じられ、ほっとした様子で、いそいそ掃除を始めました。
急を報せる早馬は、二日かけていた為、2人目も間に合わず母子共に亡くなっている様子です。
3人目4人目が、難産の途中です。
危険な状態の、3人目に駆け寄り、上半身と前足を抱え、力任せに引き出します。
半人半馬のケンタウルスを、馬の母親は自然分娩出来ないようです。
引っ張り出した女の子は、心肺停止状態!
マウスツーマウスの、人工呼吸を行いながら「全回復!!」
魔法を唱え、4人目に行き、上半身と前足を抱え、引っ張り出しました。
4人目の男の子「間に合った!!」確り呼吸してる。
3人目の女の子も、回復魔法が間に合った様で、息を吹き返しました。
5人目の出産に間がある為、2人目の引っ掛かったままの赤ちゃんを引き出しました。
「えっ?この子?全回復!!!」
母馬は亡くなって、冷たくなってるのに、この女の子生きてた!
「もしかして!!」
一人目の産まれ掛けの子、もしかして生きて居ないか、僅かな希望に祈りながら、触ると母子共に冷たくなっていました。
「このまま放置は可哀想!」引っ張り出して、母馬に寄り添わせ、一緒に寝かせました。
5人目、男の子は余裕を持って、助産出来ました。引っ張り出して、母子共に健康です。
私の予想通り、馬人族の父親と馬の母親からは、半人半馬のケンタウルスが生まれました。
馬並に、ケンタウルスも2時間で馬場を、元気に走って居ます。
「命名するから、こっちに着て!!」
私が呼ぶと4人が走って寄って来ます。
「貴女はタウルよ」「タウル」「そう!良く言えた!えらいよ!!」
「貴女はルシー」「ルシー?」「そうよ!言えたね!えらいよ!!」
「貴方はタウロよ」「タウロ!」「そうタウロよ!言えたね偉い!!」
「貴方はケンタよ」「ケンタ?」「そう!言えたね!えらいよ!!」
種族は違って生まれましたが、妹弟達をメズが嬉しそうに見ていました。
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