第49話 ダズの意地
夕食が終わり銘々が寛ぎ笑談する中、ダズは目立たない所で一人魔法の特訓してる。
「何か、手助けする方法は無いかな」
方法が浮かばないまま、一人放置は可哀想と近付きます。
涙を浮かべながら、懸命に風を掴む格好をしてる。
(そうか!風に適正が無くても、他の土魔法とか教えたら)
私は穴の修復魔法の時出来た【
豪君が格好良い名前言ってた······「そう!ストーンバレットだった!」
「ダズ!風に拘らず、ダズ特有の魔法試してみる?」
「女神様?俺特有の魔法?」
「これを持って!」
私は拾った小石を渡します。
「この小石を魔法で作るの、こんな感じ」
私は小石を作って見せます。
ダズは、実際手に持って居るので、イメージし易かったのか、簡単に小石を作っています。
「出来たぁ!!!」
「うん!上出来だよ!」
洗脳みたいだけれど、これを逃さず
「これが出来たら、目に止まらない勢いで、あの木にぶつけるの」
「えぇ?」
ダズは200メートル先の木に、作った小石を投げ付けてる。
雑木は爆発した様に吹き飛びました。
(これって、魔法?)
風を投げ付けるってのが、イメージに凝り固まったのね。
⦅投石ではあり得ない距離と威力、魔法だよね?⦆
土魔法の小石を、風魔法で飛ばした?
それとも、小石を身体強化で投げた?
何か不思議な魔法、ダズオリジナル魔法だね!!
「凄い!土魔法【ストーンバレット】出来たね!!」
「ストーンバレット······おれ!···役立たず···じゃ、なかった······」
泣き崩れる美ショタ、自然に抱き締めて
「身体能力出来た時点で、充分役に立つよ!おまけに誰も出来ない魔法が使える、ダズは立派に役に立ってくれてる!!」
流石に、頭を撫でられるのは恥ずかしかったのか、ぱっと離れたダズは満面の笑顔でした。
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