第47話 車酔い

 豪君に1台運転を任せ、モコ達3人に乗ってもらい、私の車にメズ達3人を乗せ移動します。

 お母さんに、乗馬して移動は平気なのに、車酔いが酷い。

 ハザードライトをつけ停車すると、盛大にもどしています。


「あれ?豪君の車のモコ達もゲロってる」

 こっそりモコに聞くと、豪君の運転だと車酔いするそう。

「あぁ!運転下手なのね」


「さて、どうしたものか、車酔いする人も自分で運転すると、酔わないね····」

 メズ、ダズ、ゴズに休憩中運転を教える。

「この子達、物覚え凄い!!完璧に運転出来てる」

 私の車をメズが運転、進君の車をダズが運転、豪君の車をゴズが運転する事にします。


 後はモコ達にも、運転教えました。

 豪君と進君に運転教えるついでに、モコ達にも教えて居たので、問題なく運転出来てる。

 5人の中で一番運転上手に出来るマミに、1台コピーして運転させる事にします。

 取り合えずこれで移動する事になりました。


「5人で窮屈だったら、私達の後部座席空いてるから、乗ってくれて良いよ」

「「これでやってみます」」


 結果的に良かったよう、豪君とゴズ、進君とダズが凄く仲良くなってる。

 私とメズもずっと、走行中話しっぱなしでした。

 モコ達の車内も賑やかで、窓を開けてるので、笑い声が外まで聞こえて来てました。



「メズちゃん!魔法だけど、確りどうなるか思い描いて、呪文を唱えると、発動するはずなんだけど?今窓から風が勢いよく入ってるよね?これを掴んで目標に投げ付ける、相手は突風を受けて吹き飛ぶ······こんなのを思い描いて「爆風」と唱えたら上手く行くかも」


 黙って聞いていたメズが、風を掴む格好をし、外に投げ付け「爆風」と唱えると、並木がへし折れて倒れました。

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