第45話 メズと話す

 ジムニーの陰で、男物の下着反対に着せて尻尾を出して、スポーツブラを着けさせました。

「女神様?きゅうくつ」

「メズみたいな美人さんは、裸はダメ!窮屈でも慣れてね」

 話ながら、私の膝丈スカートの後を切って、ほつれない様に穴の周りを縫い付けます。

 尻尾を先に穴から出して、着せます。

「上はキャミソールで良いかな?」

「凄く動き辛いよ」

「慣れて!としか言えないけど、凄く可愛い!似合ってるよ」


「撮影の衣装持ってて良かった、私もお揃いに着替えるわ」

 窮屈で嫌そうにしてたメズは、私と同じ服を着てる事で、嬉しそうにしてくれてる。


「ねぇメズちゃんは、生まれて2週間位なのに、話せるし力強く動けて、凄いね!」

「そう?凄い?でもお父さんは「馬なら2~3時間で走り出すのに、お前達はダメダメだ!!」って怒るのよ」


「メズちゃん達は、もう馬でなくて馬人族なの!人と同じ···私と暮らさない?人の常識とか、読み書きも覚えて欲しいし、一緒に生活しましょ!」

「お父さんが···」

「メズちゃんが、嫌でなかったら、私がアルに話して許して貰うよ?」

「女神様と生活するなんて、夢みたいです」


 と言う事で、メズ、ダズ、ゴズの3人は移動中から、私と衣食住を共にする事になりました。


 ダズもゴズも豪君や進君の服を貰い、尻尾穴は私が加工して着ています。

 尻尾と耳以外は、人と見分けがつかない、美男美女の3人です。

 長剣を扱う時は馬力全開、パワフルな動き!戦闘に慣れるかは分かりませんが、今のまま即戦力になりそう。


 読み書きは直ぐに覚え、算数も基本的加減乗除は、覚えてくれました。

 3人は馬力があるだけでなく、超優秀です。


 今お腹に触って、魔力を確認してます。

「女神様!くすぐったい」

 何か、コチョコチョ悪戯したくなる、可愛ゆさです。

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