第44話 新馬人族メズが大変

 私達はジムニーでミドロ王国に向かっています。

 ジムニー戦車隊30台に、防衛軍2人ずつ分乗させます。

 コピーでガソリンは無尽蔵、トシナガ王国の威光のデモンストレーション、ミドロまでの街道をひた走る私達は目立ちます。


 メズ、ダズ、ゴズの3人は、母親の馬人族に乗って、軽快について来てる。

 3人の新馬人族の父親は、何とアルフォンヌでした。

 馬人族の女性は3人、アルが族長として独占してる。

 他の馬人は、元々牧場につがいの奥さんがいたそうで、馬並みの精力、奥さん達も既に妊娠してるようです。

 どんな仔が生まれるか楽しみ。

 ケンタウルスなら良いな。


 自力で走る馬人族の為に、1時間毎に休憩を入れる、その時の雑談で仕入れた話です。


 ゴウギ将軍と旧ミドロ軍は、ゆっくり帰還させてます。

 資調部隊には手を出していない、味は兎も角食糧は十分足りるはずです。


 私達はコピーのお陰で、膨大な食糧調達も運搬の手間も、全く不要楽です。


「女神様、剣術指導メズ達ニ、シテヤッテクレナイカ」

「良いよ」


 メズ達には、繊細な日本刀扱うより、豪快に長剣を振り回す方が、実力を出す事ができる。

 魔女隊と一緒に指導してた時気付き、得物を交換しています。


 私も長剣を持って、指導する事にします。

「あれ?メズ?顔が変わってる?」

 馬面が、女の子らしい可愛い顔に、茶髪に馬の耳がちょこんと立って、馬の尻尾は有るけど、女性っぽい体になってる。

「剣の稽古より、服を着て!!」

 可愛いお胸も発達中!全裸はマズイ!

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