第43話 予想外、死者は少なかった
辺り一面を包み込んだ光は、1分程続き唐突に消えました。
流石に全力回復魔法は疲れたよ。
でも疲れただけで、同じ事を何度も繰り返す事は出来そうです。
この魔法って、どう言うカラクリで発動してるのでしょう。
本当、豪君と進君には感謝だよ、決め込み独断偏見、あの訳の分からないイグリス神相手に、ちーと交渉粘り強くやってくれて、二人が居なければこの世界で私は非力だったわ。
「あれ?」
辺りを見渡すと、私を中心に土下座平伏の波が続いてる。
(さてと、どうしたものか)
「ゴウギ将軍、まだ戦う気は有りますか?」
「いえ!我らを皆殺しに出来る力をお持ちなのに、手加減して貰い、果ては女神様の力で回復、手足の無くなった者まで再生して頂き、我らの暴挙をお許し頂いた!女神様に忠誠を誓いたい気持ちで一杯で御座います!!」
「このまま帰って貰いたいが、ミドロ王に処罰されません?」
「私と大将3人が、処罰されて終ると思います」
「ゴウギ将軍達は、ミドロ王に忠誠を誓ってますか?」
「ミドロ王に忠誠を誓わされては居ります」
「まわり口説い言い方だね、ミドロ王に忠誠心は無いと取って良いか?」
「ミドロ王国の将軍の立場では、言い切る事は出来ません」
「成る程!ミドロ王国は護りたいか」
「ゴウギさん、ミドロ王は勇者召還やっては居ないか?」
「やって、失敗したと聞いて居ります」
「正直に答えて貰ったお礼に言いますが、私とこの二人、女神と使途が違法召還された3人です」
「おっ!それは·····」
「我らは、地球の日本と言う世界から、ミドロに無理矢理召還中、イグリス神が召還カットして、謝って貰い女神と使途としてこの世界に送られた!!」
「ミドロ王を恨んで居られる?」
「ミドロ王を討伐しに行く、邪魔する者は容赦しない程恨んでおる」
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