第19話 繁華街計画
私が言った、岡っ引きが気に入ったそうで、衛兵隊は「オカッピキ隊」と名乗っています。
この世界の月給って、官僚が小金貨1枚だそう、大臣クラスで小金貨2~3枚、ラリー達大喜びしたの分かります、出し過ぎでした。
ハジマ士爵は、困った顔をしてる。
「しょうがない!ハジマ街の発展手助けするよ!」
串焼き肉の屋台の大将を、執事さんに連れて来てもらいました。
「わっわ!自由民様ぁ!!よかったぁ!!」
鼻水垂らした、ぐちゃぐちゃの情けない顔の大将が、私を見付け安心したようにヘタリ込みました。
「ゴメン大将!!私の指示がまずかったようで、不安な思いさせてしまった!許して!!」
大将が落ち着きを取り戻したころ、解雇された衛兵達が家族を連れてやって来ました。
こちらも、ビクビクして落ち着きが無い。
「皆さん!奥さん方も纏めて、新しい遣り甲斐のある仕事を紹介します」
「ハジマ士爵、これから、会議室で詳細説明します」
会議室には、私達3人、領主と執事達とメイド達7人。
屋台の大将テキヤさん、元衛兵の3人と奥さん達、7才から13才位の子供5人は何を命じられるのかと、不安そうにしています。
「初めに、ハジマ士爵様、私達が勝手に構想を述べますが、それは駄目だと思われたなら、遠慮無く仰って下さい」
「私は衛兵達の改革を見て、トシナガ様がこの町を、どの様に変えて下さるか楽しみで有ります、存分に思い付かれるままに改善下さい!!」
領主ぅ!それで良いの?丸投げ?
この人寛大じゃ無い!無能だよ。
「手始めにテキヤさん、魚醤料理の指導をします、奥さん達も覚えて下さい」
「次に大浴場の構想、それに付随する遊戯場」
「豪君進君、温泉街の遊戯カジノ以外で何か思い付く?」
「温泉?卓球かな?」「温泉街と言えば、ストリップ?」
「こら!豪君未成年が···まさか行ったの?」
「興味が···男なら···なぁ進」「僕に振るなぁ!」
「トシナガ様、すとりっぷとは?」
「冗談です、気にしないで」
「男なら興味があるとの事、気になりますよ」
「え~と、遊戯場は射的、弓矢で景品を狙うのとか、輪投げ、小さな輪っかを投げて景品にスッポリ入ればゲット出来るとかイッパイ有ります」
「はい!人気でそうですね、で?すとりっぷとは?」
うわ~ぁ!確り覚えられたぁ!!
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