第18話 行政改革
「招待を快くお受け頂き、有り難う御座います」
馬車から降りると、ハジマ士爵自ら、歓迎の迎えをしてくれました。
玄関では、執事メイドが総出で「「「「「「「いらっしゃいませ!!」」」」」」」
お辞儀する前を通り、執務室に案内されました。
「まず始めに、昨夜衛兵の不祥事で、ご迷惑おかけしました事、平にご容赦下さいますよう、関係者は処分致しますので・・・」
「領主様?関係者の処分とは、どのように成されるおつもりですか?」
「当事者の3名とその上司を捕らえて居ります、この後見せしめ処刑致します!」
「それはダメ!それをやると人心離れるよ、4人に会わせて貰えます?」
この世界の警察機構は、江戸時代の同心と岡っ引きに似てる。
正式衛兵(同心)は、3人の上司のみで、衛兵が雇った私兵(岡っ引き)が3人で、僅かな給金を補う為の強制袖の下、銭形平次みたいな岡っ引きは居なくて、軽い揺すりタカリが日常茶飯事だったとか、この世界と同じでした。
番所の牢にやって来ました。
「あっ!自由民様!!」
「酷い目に会ったね!今出してあげる」
「「「自由民様!有り難う御座います!!」」」
私の勝手な行動に、渋い顔のハジマ士爵ですが、異議を唱えるで無く、成り行きを見ています。
「あっ!貴方は出てはダメ!ハジマ士爵様のお裁きを受けなさい!」
3人の上司、衛兵が出そうになったので、止めます。
「なぜです?自由民様?実際無礼を働いた3人が解き放されて、何もしていない私が、なぜ罰を受けなければ成らないのですか?」
「分からない?しょうが無い!説明してやる!!お前が、何もしていないからだ!!」
「何もしていないからとは···理不尽です!」
「お前はバカか?上司の責任を果して居らんだろうが!!
それを持って、私はお前が何もして居らんと言っておる!分かったか!!」
番所には、ラリーにモーとカーリー3馬鹿以外に、6人の岡っ引きと2人の衛兵がいます。
牢内の衛兵と同じ、働かない衛兵2人を解雇、ラリー達9人を正式衛兵に取り立てました。
ラリー達9人を前に演説中です。
「お前達は以前と違い、衛兵の手当が確り支払われる(領主から)これからは、住民に頼られる立派な働きをするよう!!」
「「「「「「「「「へい!!」」」」」」」」」
「返事は、はいだ!!!」
「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」
「ラリー、モー、カーリー3名は、指揮官を命ずる!!給金小金貨3枚!
他の6人!給金小金貨2枚!!」
「「「「「「「「「うお~~っ!!!」」」」」」」」」
「あれ?出し過ぎた?」
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