第11話 ハジマ町

「お前達の服装、それに武器は異質過ぎる!!番所で事情徴収する!!」


 不審人物として逮捕の所、子供2人に無害そうな女の3人連れ、事情を聞くって感じ?丁寧とは言えない連行されます。


 豪君に進君、元は身長175センチあった、12歳と思ったイグリス神の主観のせいか155センチに縮んでる。

 私は元々低身長153センチが、高齢の為か縮み、召喚前148センチしかなかった、門番さん私達を子供の3人連れと見間違ったようです。


「リュウザキゴウ、ミナサキススム、トシナガサイ?三人とも長い名だな!」

「龍先、水崎、寿命が姓で名が豪、進、最です」

 進君丁寧な言葉使いだね、任せて正解!


「なんと!!家名?自由民の方でしたか!!失礼しました!!!」


 取り調べの門番が、急に最敬礼で謝ってきました。

(自由民?何の事?)

 勘違いされて、取り調べはうやむやで終りました。


 通行手形(木の札手書き)が発行され、手渡されました。

 門番5人全員が、最敬礼で見送る中、私達はハジマ町に踏み込みます。


【自由民】(貴族後取り以外の子女の身分で、恩恵は無いが平民とは一線を引かれた身分である)

(成人後、有能で無い者は家名を剥奪される為、自由民成人は多くない、詐称は罪になる為、自己申告のみで処理される)

 知識が頭に浮かびました。


「サイさんどうしよう?詐称は罪になるって!」

「大丈夫!私達はイグリス神に認められた、異世界の高貴な3人よ!自信を持って!!って事にしましょ」

「「···」」


「町に入ったけど、何かあては有るの?」

「あてなら有る!!」

「異世界と言ったら」「言ったら?」

「「冒険者ギルドでしょ!!」」



 と、言う事で、やって来ましたハンターギルド。

「これは、分からないよ、冒険者ギルド存在しないとは!!」

「魔物を狩る人達の集まりで、やっと通じたね!!」


 2時間掛けて住民に聞き、やっとの事でたどり着いたのは、夕暮れ時でした。


 豪君と進君が緊張してる。

「どうしたの?」

「「お約束、新人いじりに備えて!」」

「?」

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