第10話 自転車でも目立つよね

 それに着けても、無限収納コピー付きって、これだけでもチートだよ、よくもあのイグリス神が許可しくれたものだ、豪君だけじゃ無理、進君の功績だよね。


 広い街道に到着し、自動車走行は控えた方が無難との意見と、手ぶら荷物無しの旅人は怪しまれる、二人の意見からジムニーを収納、防災リュックを背負い歩く事になりました。






「まだ町に着かない?疲れたぞ!休もう」

「豪君体力無いね」

「サイちゃん、僕も疲れた!マウンテンバイクなら人力走行、不審には思われないでしょ」

「進君!自転車持ってるの?でも1800年頃にドイツの何とか男爵の発明だったよ、それも足蹴り式、めだたない?」


「大丈夫!遠い異国の発明品とかで誤魔化せるよ」

「目立つ前に収納すれば無問題モーマンタイ

「それなら、ジョーカーかエイプで良いんじゃない?楽よ!」

「エンジン音するでしょ」


 何だかんだで、結局リュック背負しょって、自転車走行してます。


「自転車正解だったね」

「自転車でも疲れた!」

「バテバテだぁ!!」


 自転車で2時間半走って、やっと町が見えて来ました。

 自転車収納して、水を飲んでカロリーメイトカジリ、30分程休憩します。


「さて、現地人とのファーストコンタクト!進君に任せるのが無難と思う」

「僕が?」

「安心しろ、確り見守ってやる」

「見るだけかよ!!」

「危なくなったら、私が戦うわ!」


「サイちゃんまで!!」

「冗談よ!」

「イグリスに来てからの、サイちゃんみたら冗談と思えんぞ」

「そう?」

「刀振り回すの、凄く楽しそうだよ」


「そりゃ楽しんでるよ!日本じゃ刀剣類所持法で、斬り殺す事出来なかったもの、折角修得した古武道試したいでしょ?」


「「ないない!!」」


「お前達ハジマ町に何しに来た!!」

 賑やかに騒いだ為、門番に不審がられていたようです。


 門番の詰問で、ここがハジマ町と分かり一つ収穫だね。


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