第6話 匂いに釣られた?
「サイちゃんって刀を何で扱える?」
「色んな武器をイッパイ溜め込んで?」
「これ、全部私が今まで修行した物、伊達に70年生きて無いわよ!」
「薙刀、槍も?」
「当然薙刀道も有段者よ!短槍も古武道で習得、抜刀術参段よ!!剣道だって若い時弐段取得してるよ!」
「サイちゃんって、ピアノ弾いたり茶道嗜むイメージだったよ!」
「ピアノもバイオリン、トランペットにギターだって高校時代バンド組んでた!リードギター担当よ、琴だって弾けるよ、茶道も花道も人並み以上に嗜んでる、油彩水彩画も個展開いたわ、自称画伯よ!!伊達に70年生きて無いわよ!」
「「サイちゃん、スゲェ!!」」
「青春の尻尾を忘れず、日々を真剣に生き、新な興味を引くもの探しが私の生き方」
「俺も真剣に真剣振るぞ!!」
話に夢中で、森から出てきた魔物に気付くのが遅れました。
ゴブリンが5匹現れた。
何かキョロキョロ探している様子。
食べかけのホットケーキを投げてみました。
5匹はホットケーキの匂いに釣られて、やってきたみたい、取り合い争っている5匹に斬り掛かります。
豆腐でも切る様に手応え無く、3匹の首が飛びます。
「援護するから、豪君、進君、2匹斬り殺して!!」
「「お、おぅ!」」
「水平に振りかぶって!···振り降ろせぇ!!引くぅ!!」
私の声に合わせ、傀儡の様に動いた二人共に、ゴブリンの頭から胸の辺りまで斬り裂いていました。
「「やっ・・・やったぁ!!」」
「「おぅ!LVが上がった!!」」
「?」
「あっ!教えてなかった、『ステイタス』でLVやスキルが見れるよ」
「そうなんだ、ステイタス!・・・LV10であってる?」
「LV10?俺達今LV2に上がった所だぞ!」
ゴブリンの魔石6個集まりました。
小指の爪位の紅い石です。
鑑定では「ゴブリンの魔石、ギルド買取り1個100
「お金日本円使えないでしょ?魔石もっと集める?」
「「刀に慣れる為に、もっと戦う!」」
その時は、皆が遣る気になっていました、無謀にも。
◈◈◈
ここは神界です。
『おっ反応!あの3人の子供、魔物倒したようじゃな!
それにしても、クッククッ思い出しただけで笑えて来る!
60歳も年齢詐称する少女!可愛いかったな・・・・・・
爆笑堪えるのに必死で、思わずあの少女に神力授けてしもうた。
・・・・・・ユーフラットの神殿は有るのに、何故か儂の神殿が無いんじゃ
神殿が有れば神託で話が出来るのに、残念じゃせめて何をしておるか見てみたいのう、下界を見る方法考えてみるか』
暇を持て余してるイグリス神が、何かヤラカシそうです。
神殿が無いのは、誰も存在を知らないからって、思いもしないイグリス神でした。
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