第5話 青春の尻尾を忘れない
「豪君に進君、刀は使えるの?」
「「剣道やってたから、使える?と思う」」
「ダメだよ!!竹刀と刀は打ち方が全然違うよ」
「ベルト、してないね、私のをコピーするから絞めて!」
二人はズボンのベルト通しに、初めての様にモタモタモゾモゾ、ベルトを通し絞めてました。
「ベルトなんて、締めた事無い」
「ベルトは、コンバットナイフや、スリングショットのケース着けるのに必要よ」
「二人のリーチなら、二尺四寸の刀をベルトに差して、下げ帯は鞘に掛けてダラリと下げて置く」
「此から刀の取扱い教えるけど、良い?よく聞いて!
日本刀って、折れず曲がらずよく斬れるって言われてるけど、
刃筋が歪んで打ち込むと、刃こぼれするし曲がったり、酷い打ち方すれば簡単に折れるのよ!!
正しい使い方を教えて行きますが、人を殺す武器と言う事を決して忘れないよう!!
人を傷付ける武器と言う事は、自分をも傷付けるおそれが有ると言う事を、絶対忘れないよう、気を引き締めて真剣に取り組んで下さい」
「「は·····はい!!」」
「良い?ゆっくりやるから真似をして、左親指で
横向きの切っ先は、相手に向け同時に
「これが基本の抜刀だよ!!
次は素振り!刀を剣道の素振りの様に振る練習
刀身が地面に平行に成るよう振りかぶる、ユックリで良いから真っ直振り降ろし、地面と平行になれば止める、
その時刀を引き寄せる!!これが引き斬りで、相手を切断する斬り方です」
引き斬り素振りをやらせ、様子を見ます。
二人は剣道をかなりやってた様で、刃筋がちゃんと通ってる。
初段程度は取得してる素振りです。
素振りさせてる間、やっぱり気になり、マチェットでゴブリンの頭の
ゴブリンの脳を露出させ鑑定。
【ゴブリンの脳】食べられません。
「がっかり!」
「「サイちゃん、不気味な事してどうした!」」
作業に夢中で、二人が引いてるのに気付きませんでした。
「サルの脳って凄く美味しいの!ゴブリンも脳なら食べれるかと思って···」
「「ドン引きだ!!」」
「折角異世界に来て、見た事の無い生き物に出会えた!未知の美味しい食材を求めないのは、人生の多くを無駄にする行為よ!!」
「「そ?そうなのか?」」
「未知なる食材を発見するロマン!!青春の尻尾を忘れない!!若さの秘結よ!!!」
「只の、食いしん坊バンザイとしか思えん」
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