第2話 イグリス界転移
『最近多くなった違法召喚、目を光らせておって良かった、お前達を救う事が出来たからのぅ』
キルト?って言うの?ローマの哲学者が、着ていた様な衣装の老人が言います。
「と、言う事は神様だよね?」
『儂はイグリス界の主神じゃ』
「よく分からないけど、神様でしたら、元の所に還して貰えるのかしら」
『それは無理じゃ、12才少年二人と12才女性、ここは既にイグリス界、召喚は元々一方通行、元には戻せん』
「神様違うぞ、俺達17歳で、サイさんは70歳だぞぉ」
『馬鹿者!!神の目は誤魔化せん!!三人とも12才に決定じゃ』
⦅おぅ?この少女口の中改造して居る?地球では凄い武器?が考えられて居るのじゃな?閃いた!凄い必殺武器に進化させてやるぞ!!⦆
サイの入れ歯を武器と勘違いしたイグリス神が余計な能力をサイに与えてしまった様です。
何か訳が分かりませんが、独断的決め込み、言い切られました。
「本当に70歳なんですけど、神の目も欺く超アンチエージングなの?」
(西洋人から見ると、凹凸の乏しい日本人の顔は幼く見えるって、あれね。異界の神の目は節穴?)
「若く見られるって、女とすれば喜びなのはずよね、私はずっと幼く見られてきたので、全然嬉しくないわ、憧れは可愛いお婆ちゃんになる事だったのに」
二人の男の子は、神様と交渉してるようだよ。
転生特典チートって何かしら?
イグリス世界、行き先の読み書き会話出来るよう?
「最近の若い子は確りしてるわね」
インベントリー?
「健康診断?検便取りって、異世界行くのって色んな手続き必要なのね」
「サイさん!チートは魔法で良い?」
「よく分からないから、お任せするわ」
(魔法は子供の頃の夢ね!ビビディ-バビデ-ブゥなんてね、それとも鼻を動かすの?、うふっ!!)
「後15年程の寿命ですもの、違う世界で楽しく魔法生活っていいわね、年甲斐も無くワクワクして来たわ」
神様とのお話、終了したみたい。
私達3人に神様が手をかざし、私達は光に包まれ気が付くと森の近くの草原に立っていました。
「ここがイグリスって世界?身体が軽く感じるわ!」
頭の中に、知らない知識が入ってる、この世界にはイグリス大陸とユーフラット大陸二つの大陸があるって。
「サイさん、安全な場所に送るよう頼んだんだよ」
「ここで、持ち物とか確認するよ」
「お二人の名前聞いていい?」
「そうだった!俺、
「僕は
「豪君に進君宜しくお願いね!私は···」「「
「そう···貴方達みたいに若い人に、知って貰えてて光栄よ」
「70歳のお姉様ってCM、よくTVで流れてる」
「『トシトラーズで「お婆ちゃん」なんかになるもんか!!』って決め台詞格好良い!!」
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