応援コメント

第69話 三曲合奏図の音―其ノ弐」への応援コメント

  • シーボルトがねぎろうとしたのは初耳でした。シーボルトの印象が変わりそう。

    作者からの返信

    いつもお読みいただき、ありがとうございます。
    オランダ商館長のカピタンは、北斎に約束どうりの代金(150金)を払ったのですが、商館医者のシーボルトは半値に値切ろうとしました。
    北斎の妻は「うちは貧乏だから、半値でも売っちゃいな」と言いましたが、
    北斎は「そんなことをしたら、日本人は人によって売値を変える低級な民族だと思われるぜ」と、断固拒否しました。
    すると、これを聞いたカピタンは、「では、わたしがその絵を引き受ける」と正価150金を支払い、オランダに持ち帰ったということです。
    シーボルトは医者という反面、日本内偵というスパイの役目も任じられていたらしく、のちに伊能忠敬の日本図(国禁)をこっそり持ち出そうとして幕府に露顕し、国外追放の身になります。