089 詩作

 馬車の車輪が石畳の上を走る音が、うるさく車内に聞こえていた。

 工人区の喧騒はもう遠ざかり、荷運びの砂牛たちが唸る悲しげな声も、すでに聞こえなくなっていた。

 揺れる馬車の中で、来る時と同じ配席に座った英雄たちは皆、無言だった。

 ギリスはそれを眺め、自分も特に言うべきこともなく、スィグル・レイラスの隣に座っていた。

 黙り込む殿下はまだ、その白い額に玩具の石を貼り付けて、まるで英雄のような横顔だったが、官僚馬車の質素な床板をじっと睨んでいる黄金の目は、明らかに玉座に座す一族の色をしていた。

「どうするんだよ」

 ギリスがその横顔を眺めていると、急に重たい声でスィグル・レイラスが言った。こちらを見もせずに。

 独り言なのかと思えるような、殿下のその暗い声を、ギリスは首をかしげて聞いた。

 誰に言っているのか。

 殿下の声を聞いてもなお、車内の連中は重く押し黙っており、フューメンティーナも、いつもの威勢がないようだった。

 どうしたの皆、と、ギリスは額にそれぞれの色の石のある暗い顔たちを見回した。

「どうするんだよってお前に聞いてるんだよ、ギリス」

 少し苛立ったような声で、スィグルが再び言った。

 馬車が王都タンジールを縦に貫く螺旋貫道らせんかんどうを下り始め、専用のわだちに乗る音がした。

 王都を走る馬車のわだちは全て同じ幅をしており、走る場所も決められている。

「えっ。俺?」

 びっくりしてギリスは尋ねた。

 殿下はじろりと暗い穴の奥底から睨んでくるように、ギリスを横目に見上げてきた。

「そうだよ。お前はさっきトードリーズと、明日、父上と対局させるって約束してきたよな。そんなもの、後一日でどうやって手配するつもりなんだ」

 それがとても難しいことというように、スィグルは重々しく尋ねてきた。

 でもまるで、それがギリスにできると思っているような、問いかける目をしている。

「はぁ? 俺が手配するのか? お前がするんだろ……」

 驚いてギリスは声を上げた。

 勝負の手配は族長がスィグルに命じたのだ。そうだったはずだ。

 それなのにスィグルは、どうしようもない馬鹿を見るような顔で、こちらを見てきた。

「するわけないだろ。お前が勝手に明日だって言ったんだ。何か考えがあったんじゃないのか」

「考えって……ないよ。そんなもん必要か? 族長はお前の親だろ。居室にいって、トードと約束したから明日来いって伝えてこいよ」

 そんなの至極簡単なことだと、ギリスは思っていた。

 同じ王宮に住んでいて、いと高き玉座の君とはいえ、族長は生身の男だ。何も天使に会えと言ってるわけじゃない。

 その天使にだって即座に鷹通信タヒルを飛ばせる殿下が、そこらにいる相手に言えないことなんかあるだろうか。

 それなのに、スィグルは考えるだけで気が滅入るのか、しおれて肩を落としていた。

「無理だよ。いいか。殿下はほいほい族長の居室を訪ねたりしないものなんだ。余程の理由がなければ、一人抜け駆けして父上に会ったりできないんだよ。何か企んでると思われて、王族同士で揉めるだろう。痛くもない腹を探られるじゃないか!」

 スィグルは本気でそう思っているらしく、唸るような声で最後のあたりを怒鳴った。

 それに皆は神妙な面持ちだった。サリスファーも、その相棒のジェルなんとかも、エル・フューメンティーナもだ。

 誰も意外そうにはしていない。

 まさか納得してるのか、殿下の言い分に?

 ギリスは軽く喘ぐように呼吸したが、やはり誰も何も言わなかった。

 仕方なく、揺れる馬車の中でギリスは言葉を選んだ。

「あのさ……スィグル。俺たち、余程の理由があるし、何か企んでるよ。いい機会じゃないか。お前が族長に格別に気に入られてて、次の族長位に一番近い存在なんだって玉座の間ダロワージに示す、絶好の機会だ」

「昨夜、父上から、しばらく自重しろと言われたばかりだろ。晩餐の後に。忘れたのか」

 それが絶対の命令だというように、スィグルは反論してきた。

 それが正しいんだと信じてる目だ。

 ギリスはそれにも唖然とした。

「えっ、お前……馬鹿じゃない?」

 ギリスは思ったことを口にしてから、サリスファーがうっと息を飲む音を聞いた。

 フューメも殿下の向こうの席でうつむき、ひらひらの薄い袖で口元を覆ってギリスを見ていた。

「なんだと……」

 スィグルがこちらを見て、またあの、いつぞや殴りかかってきた時の目をした。

 ぎらぎら底光りする王家の黄金の目だ。

 こいつの、こういう時の面構えは、いかにもアンフィバロウの子孫らしい。

 美しいが、恐ろしい。平気で首をねてくるような目だ。

 できれば殿下には、いつもこの顔をしていてほしいが、それだと、こちらは常に殴られていることになりそうだった。

 それとも、こいつも親父に似て、殴る程度では済ませずに、平気で斬首を命じるのかもしれない。

 自分がそういう死に方をするとは、ギリスは想定していなかった。

 だが、その時はその時だ。あてにならぬ星に仕えた身の不運だったと思うしかない。

 ギリスはため息をつき、腹の底に力が入る気分で答えた。

「売り込めよ、自分を。お前は玉座の間ダロワージでは、かなり出遅れてるんだ。もう、いないも同然だと皆に思われてる。むしろ嫌われてると言ってもいい。それじゃ玉座に座れない。たまには遅れを取り戻したっていいだろ? 死にたくないんだったらさ……」

 ギリスの話を聞くスィグル・レイラスの顔は見る間に青ざめたが、不思議とそれが弱々しくは見えなかった。

 たぶん、顔色を失うほど怒っているのだ。

 そういう顔をしていた。

「悪かったな! いないも同然の嫌われ者で!」

 震えるこぶしを膝の上で握り、スィグルが堪えたふうに怒鳴っていた。

 どうも殴りたいのを堪えているようだが、なぜ堪えているのか分からない。

「殿下に失礼よ、エル・ギリス」

 ひそめた小声で、フューメが鋭くたしなめてきた。

「エル・ギリスをお許しください殿下……言葉が過ぎます」

 心配げに目を向けてくるフューメンティーナに、スィグルは顔を背けている。

 そうすると止むを得ずギリスのほうを向くこととなり、スィグルは辛そうな顔を見せて押し黙っていた。

 何かを堪えるように。

 たぶん、癇癪かんしゃくを堪えているんだろうなと、ギリスは思った。

 それは王家の気質だ。

 代々の悪癖ではあるが、族長リューズもひどい癇癪かんしゃくを起こすとイェズラムが言っていた。

 ギリスは玉座の男のそんな姿を見たことはないが、養父デンが嘘をつくはずはない。

 その性質は、アンフィバロウ家の者が血の中に持っている傷なのだという。

 味方には慈悲深い名君でも、敵には容赦がない。

 そして誰が味方で誰が敵なのかは、もちろん王族たちが決める。

「怖がらせて済まない、エル・フューメンティーナ。大丈夫だよ」

 スィグルは静かな声で女英雄に詫びていた。

 だがギリスには、フューメが何かを怖がっているようには見えなかった。

 それでもフューメは頷いてやっていた。幼い弟妹ジョットいたわデンのように。

「殿下がお怒りになるのも、もっともです。とても無礼ですもの、この男」

 意地悪そうな咎める目でギリスを見てきて、フューメは嫌味ったらしく言っていた。

 そうやって殿下と話すフューメは、殿下に仕える女官か何かのようで、優しげに見えた。薄絹の袖がよく似合う。

 まるで女みたいだと、ギリスは辟易へきえきした。

 それが悪いとは言わないが、やりにくいことこの上ない。

「まったくだよ。こいつには何度も頭に来る。僕は君の姉上デンの提案を、もっとよく考えるべきなんだろうね。骨の馬みたいな黒い衣は脱いで、別の色に着替えるべきか?」

 スィグルは暗く笑って、フューメに冗談を言ったようだった。

 フューメは曖昧な微笑だった。少し困っているようにも見えた。

 その意味はギリスには分からない。

 星園エレクサルばつでスィグルと女英雄どもの間にどんなやりとりがあったのか。

 スィグル・レイラスはわざと、ギリスが知らない話をしているようだった。

「そんなに怒んなくても、よくない? 本当のことを言っただけだろ。まさか王宮でモテてるつもりだったのか?」

 ギリスは不思議で、そう尋ねた。

 それにスィグルは目を細め、また剣呑な表情だった。

 そして、いきなりギリスの足を踏んできた。強く。どんと床が鳴るほどだった。

 それが案外、素早い攻撃だったので、ギリスは驚いたが、避けなかった。

 いつものことで、痛みは無かった。それでも熱い痺れが革の靴を履いた左足を包んだ。

 スィグルはじっと間近にこちらの目を見てきて、足を退ける気配はなかった。

「痛くないの!?」

 びくっとして、フューメが聞いてきた。

 まるで自分が足を踏まれているような顔だ。

 ギリスの代わりに、スィグル・レイラスが首を横に振っていた。

「大丈夫、ギリスは痛くないんだ。安心して。でも、僕はこんなことしないほうが良かったな。普通の者なら痛いだろうしさ」

 やっと足を退けて、スィグルは長いため息をついていた。

 もう怒ってはいないようだった。足を踏んだ程度で気が済んだのか。凶暴な殿下だった。

 ギリスはぽかんとして、反省して項垂れているふうな殿下を眺めた。

「悪かったよ、ギリス。乱暴な殿下で。やっぱり僕の射手ディノトリスはお前にしておこう。僕が癇癪かんしゃくを起こして、他の誰かを殴ったら大変だもんな。お前を食うかも?」

 スィグルは暗い顔でそう言っていた。

 そこまでの事態になるかもしれないとは、ギリスは考えたことがなかった。現族長リューズ・スィノニムの斬首を上回る物凄さだ。過去に家臣や英雄を食った族長がいるかどうか、そんな話は聞いたこともない。

「そこは治らない予定なのか?」

 ギリスは呆れて聞いた。スィグルは考え込む顔をしていた。

「僕も努力はしてるんだよ。お前ほど無礼じゃなければ、僕は誰も傷つけたりしないとは思うけど。でも、どうだか分からないだろ?」

 なんで俺は傷つけていいと思ってるんだよ。ギリスは疑問だったが、黙っていた。

 足の骨が折れてないといいが、なかなか容赦ない踏み方だった。鍛えれば体術もいけるんじゃないのか。

 他の殿下にそういった、粗暴なところがあるとは聞かない。癇癪かんしゃくを起こすとも。

 そこは王家に相応しからぬ一面として、周囲に隠されているのかもしれなかった。

 しかしギリスはヤンファールの戦場で、族長リューズが敵の首を自ら切り落とすところを見たことがある。

 玉座に座す時には優しげで、特に屈強というふうにも見えぬのに、族長は戦場では別の男のようだ。

 敵の使者の侮辱に激昂し、一刀で森エルフの金髪の頭を胴から切り離していた。

 それに陣営は沸き、敵の返り血を浴びた族長リューズに軍は歓呼したのだ。

 時と場合による。王家のその激情も。

 使い所が正しければ、民にはひたすら好ましいのだ。

 スィグル・レイラスもそうに違いない。日頃は優しげで気が弱そうでも、怒れば魔法戦士に平気で喧嘩を売ってくるのだから、族長リューズの激情の血を受け継いでいるに違いない。

 しかしギリスはこの殿下をどうしていいか分からなかった。

 こちらも本気になれば、スィグル・レイラスをすのは容易い。

 ギリスの魔法をもってすれば、どんな相手も凍った肉塊となる。

 しかし、それは王朝への反逆で、ギリスはそんなことをしたいのではないのだ。

 この新しい星を天に打ち上げたいだけなのに、その星を傷つけるわけにはいかないではないか。

 妙なことになった。殴り返せばいいような相手ではない。

 だが困っていても仕方がなかった。

「分かった。トードリーズの件、族長には俺が話す。それでいいか」

 何をどうやって話すのか、ギリスはまだ思いついていなかったが、主人がやれと言うなら何とかするしかない。

 スィグルは小さく頷いただけで、何も言わなかった。

 いかにもギリスがやって当然という顔だ。さすがは王族と言うべきか。

「僕に従わないんなら、お前なんかいらないんだからな、ギリス。他にも英雄はいる。もっと聡明で礼儀正しい者たちが」

 スィグル・レイラスは自分の隣にいるフューメンティーナを顎で示して、じっとりと言った。本気としか思えないつらだ。

 殿下に示されて、フューメは複雑な顔をしていた。喜んでいるわけではないが、微笑まないといけないのかというような、曖昧な表情だった。

 ギリスは肩をすくめて頷いた。殿下が言いたいのは、手腕を見せろということだろう。

 人使いが荒いところが、父親とそっくりだった。

「エル……なんだっけお前。歌がうまいの」

 サリスファーの隣で平気そうに見ていた念話者に、ギリスは声をかけた。

 そいつがなんだか一人だけ退屈そうに見えたのだ。

 皆が暗い顔で緊張する中、そいつは一人、淡い笑みだった。

「はい。エル・カーリマーです、兄者デン。カーリマー」

 言って聞かせるように、エル・カーリマーがくどくどと名乗った。悪戯っぽい目が輝いて見える。

「カーリマー。今夜、晩餐の席で族長に謁見しろ。お前の歌を聞かせる」

「えぇー」

 とぼけた声でカーリマーが驚いて見せた。

 人のことは言えないが、こいつも少々変なのではないかとギリスは疑った。

「サリス、お前、詩が作れるんだろ? さっきのことをうたにしろ。族長が絶対に将棋を指しに来たくなるような、面白いのにしろよ?」

 すぐ横にいたジョットにそう命じると、サリスファーはさっと青ざめた。

「えっ……晩餐までにですか? 今夜の? 晩餐までに!?」

 サリスファーが怯えた顔で、同じことを二度聞いた。

 人は青ざめた時、普通、こんなふうにビビって見えるものだ。

 しかしスィグルは青ざめるほどに、まるで悪鬼のような凄みがあった。

 一体何が違うんだろうな。サリスファーと。

 もはやムッとして黙っているスィグル・レイラスを、ギリスは横目に眺めた。

「殿下も一緒に行かないか。今夜。族長に歌を聞かせるだけだ」

「いや、行かない。髑髏馬ノルディラーンと親しすぎると思われたくない。今夜はエル・フューメンティーナと話す。また僕の席に来てくれるか?」

 スィグルは親しげに女英雄に話しかけていた。

「もちろんでございます殿下。お許しいただけますのでしたら、フューメはいつも殿下のお側に」

 頷いて、フューメンティーナはやっと安堵したような笑顔になった。

 こいつも姉上デンから殿下に張り付くように命じられたのだ。望むところだろうとギリスは思った。

「何があったんだよ、女英雄おんなどもと第十八魔洞で」

 首を揉んで、ギリスは困った。

 これまでは髑髏馬ノルディラーンと喜んで親しんでいたくせに、急につれない態度だ。

 にやにやしているのは、ひらひらした袖の女だけだった。

「ご聡明な殿下は、我が姉上エ・ナ・デンとのお話で、ご自身の可能性にお気づきになっただけよ」

 フューメンティーナがもっともらしく口を挟んできた。

「ロクな話じゃなさそう」

 ギリスは肩をすくめ、まだぱくぱくしているサリスの顔を見た。

 こいつも第十八魔洞で話を聞いていたはずだ。後で問いただしてみることにしよう。

「詩は無理です、兄者デン……もう、もう晩餐まで何時間もないです。許してください」

 一人で困り顔だったサリスファーが、泣き言を言っている。

「お前の特技だろ?」

 ギリスは気弱なジョットに尋ねた。

「いいえ特技じゃないです! たしなむ程度って言ったでしょう!」

 サリスも十分、キレて怒鳴っているようには見えたが、一切恐ろしくなかった。子犬が吠えているようなものだ。

 やはりスィグル・レイラスの竜が地の底で唸るような気迫は、この殿下に独特のものだ。

 恐ろしいという感覚がどういうものか、鈍いギリスには分かりかねたが、怒る殿下を見ると血がざわざわした。

 かつてヤンファール平原で、最初の守護生物トゥラシェの巨大な銀の目と見つめ合った時と似ている。

 それが恐怖というものなら、ギリスは恐怖が好きだった。

 恐ろしいな、スィグル・レイラス。これが新しい星の光輝というものか。

 ギリスには全く分からなかったが、今もあの時も、撤退する気にはなれなかった。

 一か八か、突撃あるのみだ。

「帰ったら正装に着替えてさ、一番乗りで謁見えっけんだ。いいな、カーリマー」

「はい兄者デン

 嬉しげな返事で、エル・カーリマーが答えてきた。

 自慢の喉を玉座の間ダロワージで披露するのが嬉しいのかもしれなかった。

「なんで一番乗りなんですか! もっと詩作のための時間をください兄者デン……待って」

 サリスファーがおろおろと帯に吊るした矢立やたてまさぐりながら言っていた。

 もう作るつもりなのか、鷹通信タヒルに使うような薄紙の巻物と細筆を矢立やたてから取り出してきて、揺れる馬車の中で書き始めている。

 揺れで腰が定まらないせいで、蚯蚓みみずがのたくったような字だった。

 よい詩なのかどうか、書きつけたものを見ても、ギリスには全く分からない。

「どうしようジェルダイン、どうしよう……」

 泣き出しそうなつらで、サリスファーが友の名を呼んでいた。

 その向かいの席で、名を呼ばれた長身の透視術師は、困ったように苦笑していた。

「一緒に考えるよ、サリスファー。別に詩殿しでんに石碑が建つような名作でなくてもいいんだ。何とかなる」

 ジェルダインはきもわっているようだった。

 ああでもないこうでもないとジョットたちは車中で相談して、詩のようなものを作り始めた。

 それを聞くともなく聞きながら、ギリスは考えた。将棋盤はどこから借りたらいいのだろうかと。

 それを相談しようかとスィグル・レイラスの横顔を見たが、殿下はもう仕事を終えたように取り澄まして沈黙していた。


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