第16話 NHT報道局2
14時20分。
NHTの報道局に新しい情報が飛び込んできた。
警察がシブヤ区ふれあい植物センターの周りに規制線を貼ったというものだった。
一部の住人には避難指示も出ているということだった。
防護服を着た警官が規制線を守っているということ自体がただ事ではないことを物語っていた。
「新種の細菌兵器って本当なのかもしれないな。」
ワタナベアナウンサーは独り言のようにつぶやいた。
まだ、報道規制は解かれていないものの、SNS上では民間人がその様子をアップし始めていた。
コンノアナウンサーは少しヒステリック気味に
「まだいたずらの可能性もあるはずですよね?」
と、叫んでいた。
だが、その疑問に答えられる人物はこの報道局内には誰一人としていなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます