第12話 目撃証言
情報解析班のシオジリの元に続々と情報が集まってきた。
初動にさえ手間を取られなければ、犯人の特定には時間はかからない。
犯人は、MOBI前の電話BOXから電話をかけた後、バスに乗ってシブヤ車庫前と言うバス停で降りたらしいということが分かった。
その後の足取りはつかめていないが、近くに植物園があるらしいということが分かった。
ヨコヤマ室長にそのことを報告すると、所轄に連絡をして封鎖するように指示がでた。
そのためには潜入捜査官が必要になるかもしれないという話になったのだが、マチダ署管轄の警察官がどうやらその植物園にいるらしいということがシブヤ駅前交番のシノハラと言う巡査部長から報告された。
シオジリは、そのマチダ署管轄の警察官を潜入捜査官にすることを提案するとヨコヤマは首を縦に振った。
「運のない男もいたもんだ」
聞くとどうやら非番だったらしい。
「23区内の警察官でもないのに巻き込まれるなんてな。」
早速、そのスギモトと言う巡査部長の管轄の交番にシオジリは連絡をするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます