第31話

 男女ひとそろいの着衣を用意させる。ひとつはぼく用。もうひとつはオンナ用。


 クスリでふにゃふにゃ力の入らないオンナのやわらかい足をとって下着をつける。襞の奥からは泡をふいた白い精液がゴポゴポたっぷり垂れてくる。


 オバサンにも手伝わせる。オバサンは勃起するぼくの下腹部をのぞく。すけべな新入娘だろうとイヤラシイ笑みを浮かべる。となりでのびてる1等操縦士が人目惚れしたのだという。


 ぼくはこたえない。服を着せて服を着て、ぼくはカウンターにありったけの通貨を叩きおく。オンナを背負い宿をでる。どうせ捕まるわよとぼくの背なかにむかって嬉しそうに叫ぶ。あるいはオバサンはオンナに忠告したのかもしれない。

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