第10話 想定外

 第10話 想定外


 教会の騎士、10人のパーティーがと交戦中。


「先鋒隊、聖楼断華せいろうだんか構え!放て!」


 聖なる力をまとった三連斬を二人で胴体と首を斬った。


「これで普通は倒せるはずだが、警戒を怠るな!」


(そうだ、これで倒せるんだ。だが、No.7。さて、教会の騎士を2人。さて、どう動こうか?)

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 同時刻、オルフェウスだけが予期し、カリバーやザザ、パラドクス、アビゲールそして予期しないことが起きた。1がリュール達の元へ向かって行ったのだ。


「あれ?No.15はどこ行った?なあ、パラドクス。」


「分からない。なぜだ?もうはずだが?その前に抜け出してたか・・」


「まあ、いいじゃん別にNo.15は使い捨ててもいいんだし。」


「はぁ〜しょうがねえな。放っておこう。」


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(ズシン・・・Graaaaa)


「・・少しずつ近づいて来てるわ。」


「きっともう10メートルは切ってるな。」


「・・・・でも、やるって決めたんだからやろうよ!」


「そうだよ。お兄ちゃんの言う通りだよ。頑張らなくちゃ!」


「お出ましかい。行くぞ!リュール!」


「ああ!今度こそ倒すんだ!僕たちで!」


「誰も殺させはしない!私たちで負の連鎖を断ち切る!」


(Groooo)


 一際大きな咆哮ほうこうを合図に2時間に及ぶ戦いの火蓋ひぶたを切って落とされた。その戦いはまだ、教会の騎士がNo.7と戦い始めて5分も経たない出来事であった。

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 No.7と戦ってる最中オルフェウスが、


「私が気を引くから皆は後ろを攻撃しろ!」


 そう言い放つと、一人で走り出し極魔獣も後を追い出した。そのように皆が見え、その方向に後を追うと、

(Grrruuuuuuuuuuuuuuuuu)

 突然、


「ぐぁぁぁぁぁぁーーーーーーー」


 若い男の悲鳴が聞こえた。極魔獣は騎士が着ていたのだ。


「なぜだ!?さっきまでオルフェウス殿を追っていたはずだぞ?まさかオルフェウス殿もやられたのか!?」


 たった一瞬の出来事に騎士達は混乱し、統率が取れなくなっていた。

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(ふっはは、上手いこと行った!後、1人だな。良い具合に混乱してるしサクッと殺っちまうか。)

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