第10話 想定外
第10話 想定外
教会の騎士、10人のパーティーが狼型と交戦中。
「先鋒隊、
聖なる力を
「これで普通は倒せるはずだが、警戒を怠るな!」
(そうだ、普通ならこれで倒せるんだ。だが、No.7だけはそれでも倒せない。さて、教会の騎士を2人魔獣に殺させよう。さて、どう動こうか?)
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同時刻、オルフェウスだけが予期し、カリバーやザザ、パラドクス、アビゲールそしてクロノスでさえ予期しないことが起きた。もう1体の極魔獣がリュール達の元へ向かって行ったのだ。
「あれ?No.15はどこ行った?なあ、パラドクス。」
「分からない。なぜだ?もう座標から出られないようにしたはずだが?その前に抜け出してたか・・」
「まあ、いいじゃん別にNo.15は使い捨ててもいいんだし。」
「はぁ〜しょうがねえな。放っておこう。」
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(ズシン・・・Graaaaa)
「・・少しずつ近づいて来てるわ。」
「きっともう10メートルは切ってるな。」
「・・・・でも、やるって決めたんだからやろうよ!」
「そうだよ。お兄ちゃんの言う通りだよ。頑張らなくちゃ!」
「お出ましかい。行くぞ!リュール!」
「ああ!今度こそ倒すんだ!僕たちで!」
「誰も殺させはしない!私たちで負の連鎖を断ち切る!」
(Groooo)
一際大きな
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No.7と戦ってる最中オルフェウスが、
「私が気を引くから皆は後ろを攻撃しろ!」
そう言い放つと、一人で走り出し極魔獣も後を追い出した。そのように皆が見え、その方向に後を追うと、
(Grrruuuuuuuuuuuuuuuuu)
突然、後を追っていたはずの極魔獣に背中から襲われ、食われた。
「ぐぁぁぁぁぁぁーーーーーーー」
若い男の悲鳴が聞こえた。極魔獣は騎士が着ていた鋼鉄の鎧ごと噛み砕いたのだ。
「なぜだ!?さっきまでオルフェウス殿を追っていたはずだぞ?まさかオルフェウス殿もやられたのか!?」
たった一瞬の出来事に騎士達は混乱し、統率が取れなくなっていた。
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(ふっはは、上手いこと行った!後、1人だな。良い具合に混乱してるしサクッと殺っちまうか。)
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