第159話 タイガ伯爵領の接待と出張料理人のその後 9月上旬
<<タイガ上空>>
美しい城壁・・・
隣のアルセロールは、自分の故郷の風景に見とれているようにみえた。
この桜子のそっくりさんは、こう見えて20歳の年頃の娘。
他のメンバーよりも若くして勇者の愛人となり、その後近衛兵を首になり、異国人の
そして、先日の古城事件。一体、心の内ではどう思っているのだろう。
先日、糸目に心のケアの話をされてから、こういうことを考えるようになったけど、あまり上手に対応出来ていないと思う。
「アルセの親父さんは、魔石ハントに協力してくれるって言ってたけど、大丈夫だろうか」
「その節はお世話になったけろ。恩恵があるのはタイガ家なので、大丈夫も何もただただ歓迎する限りけろ」
「ところで、アルセロールの嬢ちゃんよ。タイガでは歓待とかあるのか? 会食とかよ」
「旦那様は会食が苦手けろ。なので、私からそれは頼んでいないけろ。というか、お父様はまだサイレンにいるけろ。日本人の移動力と同じと思ってはいけないけろ。ただ、兄上が代理でいるはずなので、ちょっとしたものはあるはず。いくら会食が苦手でも、何も無しは失礼けろ」
「そうか。まあ、うちら冒険者チームは、今日は街飲みにしたい」
「双子のラーとムーが作ってくれる食事も悪くはないんだけど、やっぱり、その土地土地の名物とか食べたいよね」
「うっ、名物かぁ」「いや、峠さん、食材の話ね。食べ方とかではなく」
「分かってるけどよ。だって、俺にとっては昨日の話なんだぜ? しばらく夢に出てきそう」
かわいそうに。俺が代わったばっかりに、峠さんがあの地方の洗礼を受けることに。しかし、舟盛は男爵ご本人だったとして、お酒の方が誰だったのだろう。詳しくは聞くまい。
「お!? 城壁の兵士達が敬礼してくれてるけろ。皆、お返しして欲しいけろ」
「よし、スピードと高度をさらに落として、敬礼!」「「了解」」
城門をゆっくりとしたスピードで過ぎ去る。屋上の俺達は敬礼姿勢を保持。
街に移動砦を入れさせてもらうための礼儀みたいなものらしい。
「よし、アルセ、移動砦を先導してくれ」
「了解。マシュリー、艦はこのままの速度で前進。軍庁舎の空き地に向かえ。繰り返す、このままの速度でしばらく前進」
『了解。だが、おいアルセ。戻って来てお前が運転しろ!』
先輩のマシュリーからもっともな通信が入る。
「旦那様、行ってくるけろ」 「ああ、気を付けてな」
・・・
移動砦は、アルセロールの操縦で無事にタイガ城内部の空き地に停泊した。
そこに待っていたのは大柄な男性。アルセロールより大きいのではないだろうか。
「兄上! お出迎えお疲れ様けろ」
「うむ。久しぶりだなアルセ。近衛兵を首になったと聞いた時には心が痛かったが、立派になって・・・ところで、今晩の夕食と宿泊はどうするけろ?」
予定通り、伯爵本人は不在で、アルセロールの兄が食事の場を設けてくれるみたいだ。
「多比良さん、今回、俺らはパス。仲間達とラムさん連れて街飲みしてくるぜ。シスと晶の面倒も見るから」
峠さんが俺の肩をつんつんして話しかけてくる。
昨日がアレだったからなぁ、仕方が無いというものだろう。
「了解です峠さん。アルセ、今回は俺が会食に出よう。ただ、宿泊は移動砦だ。お前は実家に泊ってもいいが」
「了解。旦那様の他には誰が参加するけろ? 人数を教えておかないと」
「そうだな、俺とツツ、それから糸目を連れていこう。アルセも出るんだろ?」
「はい。副艦長には許可を得ているけろ。移動砦は軍施設内部に泊めますんで、護衛は少なくてもいいとかで」
・・・・
<<タイガ城 会食の間>>
質素ながらも趣味のいい調度品で飾られた部屋に、木製の椅子とテーブルが設置されていた。
席の数的にちゃんとツツの分まで用意されているようだ。テーブルの上にはすでに前菜が並んでいる。
「ぐふふふ。さあ、食べてけろ。今日はタイガの特産品フルコース。タイガの魅力を日本に伝えて貰えたら嬉しいけろ。タビラ殿、かしこまらなくてもよい。貴族の作法を知らないことは、事前に聞いている」
「あ、はい。無礼講なのは助かります」
部屋にはドレス姿の女性が数人おり、さっと近づいてきてお酒を注いでくれる。俺に給仕してくれた人は、少し大柄だけどべっぴんさんだ。
アルセロールはいつもの制服ではなく、落ち着いた感じのドレスを身に纏っている。
アルセロールは体格がいいから、ドレス姿も格好いい。
ちなみに、『いつもの制服』と言っても、元近衛兵達がお揃いで仕立てた服装というだけで、別に俺が手配したというわけではない。どこかの歌劇団男役のようなビシッとした服だ。
確かに、その服は会食には不向きだろう。
糸目は、いつもの少しだぼっとした服装。カジュアルだが下品でもないし、無礼講会食ならあれで十分なのだろう。まあ、俺はマントは外しているが、いつものリバーサーペントのズボンだし。
皆に杯が行き渡ったところで、食事会が始まる。
「「「乾杯!」」」
早速目の前の前菜を食べる。新鮮な野菜。ちゃんとドレッシングが掛かっている。
小鉢に入った小料理もあるが、材料は分からない。味は美味しい。
「タビラ殿、さっそくであるが、魔石ハントの首尾を聞いてもいいけろ?」
「今の所はそこそこですね。長寿っぽいのも入手しています。後2日ありますんで、まだ増えると思います。質の方は鑑定に出してみないと何とも言えません」
答えながら食事をする。アルセロールの兄も無礼講とばかりにばくばく食べているので、こちらも遠慮心が無くなる。
目の前の料理が少なくなってくると、給仕係のお姉さん達が次の暖かい料理を出してくれる。
どの料理も美味しい。実はタイガは、川の港街。同じく港街であるケイヒン同様、いろんな新鮮な食材が集まる街なのだ。
焼き串やスープを食べる。普通にうまい。スープは貝汁だった。
他にも焼き魚や何かの餡かけ料理も運ばれてくる。
「そうであるか、実はあの後、伝統伯爵家達で何回か会合したけろ」
「そうですか」
「今回、国から下賜された移動砦は軍事には使用しないように申し合わせたけろ」
「ほう。じゃあ、その利用方法は・・・」
「輸送けろ。移動砦を使ってタイガ、ライン、サイレン、バルバロの4都市を結び、高速かつ大量輸送網を構築するけろ」
「やはり、輸送に使用されるんですね。というか、王都は飛ばすんですね」
「王都は人口が少ないけろ。それに、我が国の中枢は、移動革命を起こして中央集権化を進めようとしているけろ。これは自分達でも調べて裏は取っているけろ。我々は、それをじっと待っているわけには行かないけろ。先手を打って、主要都市間の物流を掌握するけろ」
「なるほど。ラインもタイガも貿易の中継都市。サイレンは人口が多いし、バルバロは食料庫」
「そうけろ。いずれ中央集権国家になるにしても、これで国家に対して影響力は残せると踏んでいるけろ」
「へぇ~ライン伯爵も考えてるのねぇ。マ国貿易で不正しまくって、やばい状態だったのに」
そう発言するのはライン家出身の糸目だ。
糸目は元伯爵令嬢なだけに、綺麗な所作で食事を口に運んでいる。
意外なところで言えば、アルセロールの食事も綺麗だ。
「ラインは、次のスタンピードが近くだったお陰で息を吹き返したけろ。ライン方面はこれから半年かけて、公共事業が集中することになるけろ。だから、今から相当潤うはず。後はちゃんとスタンピード討伐を成功させたら、彼の家のスキャンダルもうやむやになると思われるけろ」
「そっか。親父殿も強運ね。スタンピードもそうだけど、勘当したはずの私がダーリンの元に行って、それでこの物流網構想のお仲間に入れたんだもの」
グラスのお酒が減ると、直ぐにドレスのお姉さんが注ぎに来てくれる。
今気付いたけど、このグラスはガラスだ。切子ではなく、つるっとした感じの透明なグラス。おそらく、『ラボ』の作品だろう。
「運も実力のうちけろ。運といえば、日本人のコミネ女史はご存じか?」
「コミネ? 綾子さんのことかな?」
「そう、コミネアヤコが彼女の名前けろ。彼女がヘレナ家から手に入れたタイガのアブラガエル養殖事業、あれは、実は10倍の規模だったけろ」
「うん? どういう意味?」
「先日、ヘレナ伯爵が税金対策に10分の1で申告していた養殖場が売り出されたけろ。それを速攻で購入したのがコミネ氏だった。その値段わずか1000万ストーン。それが本当は50億相当の資金を投資して造られた巨大養殖場だったけろ」
「は? 50億で造った養殖場を1000万で。しかし、売り上げの方はどうなんだろ。維持費とか」
「それが、先月の売り上げはほぼトントンだったみたいで、それで1000万の値になっていたけろ。だけど、その後は生産が軌道に乗っているけろ。さらに天然アブラガエルの不漁による単価の高騰で相当儲かっているはずけろ。しかも、日本人は、今年1年は法人税が安くなっているけろ。だから、彼女は丸儲けのはずけろ」
そうなのか、綾子さん、資産家になっていたのか。
「人生何があるか分からないなぁ」
感慨にふけりながら、目の前のお寿司をいただく。タイガ地方にも寿司文化があったのか、若しくは俺の好みに合わせて寿司をチョイスしてくれたのかは分からない。
「がははははは。そうだ。勇者に性的暴行を加えて近衛兵を首になった妹が、日本人の所に転がり込んだと思ったら、今度はその日本人が勇者以上の逸材だったとは。本当に何があるかわからないけろ。よし、そろそろお腹が膨れるような食事は終わりけろ。タビラ殿、次は少しゆっくりした部屋でデザートをご馳走するけろ」
デザートか。ラメヒー王国ではフルーツも結構取れる。そのフルーツを使って祥子さんはカクテルを作っているわけだけど、結構美味しいものがあり、少し楽しみだったりする。
「では艦長、私はこれでお
「おう」
アルセロールはもう寝るようだ。明日からも魔石ハントは続くし、大したプロ意識だ。
・・・・
<<タイガ城 ナイトサロンの間>>
少し照度の低い落ち着いた感じの部屋に通される。
そこには、低い丸テーブルに円形に配置されたソファがあり、テーブルの上には山のように盛られたフルーツがあった。
こ、これは・・・
そして、先ほど給仕をしてくれていたお姉さん達がずらりと並ぶ。ただし、ドレスが先ほどのものより、かなり際どいものになっている。
ふむ。そういう趣向か。
「今日は綺麗どころを用意したけろ。好きな女性を指名するけろ。ソファの隣に付いてくれるけろ」
ツツは女性を選ばず、ソファの後ろに立つようだ。何だか申し分け無い。
「女性は、途中で変えてもいいけろ」
俺は、とりあえずお尻のラインが綺麗なアップスタイルヘアーの子と名古屋巻きスタイルの巨乳美人を指名することに。
糸目がちゃっかり、一番背の低いボーイッシュな子を選んでいる。
宴が始まった。
「ぐふふ。タビラ殿もやりますな。彼女はケツ協会タイガ支部の娘役ナンバーワンけろ。そちらの巨乳の子はタイガのホステスナンバーワンけろ」
「始めまして。私を選んでくれて嬉しいわ。タビラ様の伝説は存じております。ケツ協会サイレン本部の、本当のヒーロー・・・素敵・・・今日、私のお尻を試してみませんか?」
ほほう。とりあえず、右手を彼女のむっちりとしたお尻に伸ばす。やわらかいながらもしっとりとした張りがある。やわらかいドレスの下は、おそらくノーパンだ。すばらしい。彼女はうっとりとした目で見つめる。こっそり魔力を少しだけ抜き取ると、ふるふると体を震わせ始めた。流石ケツ協会会員だ。
「私はタイガの出張専門高給クラブ『サラマンダースローン』で殿堂入りを果たしております。どんな性癖にも対応可能けろ。どこでいきたいですか?」
ほほう。彼女はその大きな胸部装甲をこちらに近づけ、テーブルのフルーツを取って食べさせてくれた。その隙に左手を彼女の背中側に回し、装甲を下から持ち上げてみる。ノーブラだ。ずしりとしながらも柔らかい。そしてフルーツ美味しい。
パンパン! 伯爵代行が手を打って合図を送る。
「それでは、催し物を開始するけろ」
半裸のお姉さんたちによる、艶美なダンスが開始された。
「彼女達は、騎乗位協会けろ。気に入った者がおりましたら、遠慮無くテーブルに呼んでいいけろ」
伯爵代行がそう言うと、両隣の女性2人が気合いを入れ直す。密着度が増し、口にフルーツを運んでくれたり、お酒もグラスを口元まで運んでくれる。両手はずっと2人に回したままだ。
これは、噂の肉体接待。
「タビラ殿。彼女らはお持ち帰り可能です。後腐れも病気の心配も無いけろ。もちろん、避妊魔術も熟知しているけろ」
ほほう・・・ふと糸目と目が合う。
「別に私に気を使う必要は無いわよ。でも、一応、やってる最中は監視するし、事後はちゃんと避妊しているかチェックするわ。もちろん、私でフィニッシュしてもいいけど」
糸目のやつ、一気にテンション下がること言うなよ。
その後、どうなったかは秘密だ。
◇◇◇
<<メイクイーン 出張料理人>>
宴から1夜明け、冒険者パーティ『出張料理人』は、まだメイクイーンの地にいた。
宿に併設された食事処で、少し遅めの朝食をいただいていた。
「今回は臨時収入になったな。ん? どうしたオキタ、気分でも悪いのか?」
「いや、その、僕、お父さんと一緒に住んでいなくて。弟とかもいないし、男の人の見るの、初めてで・・・」
「あん? 大将、それはどういう意味だ? オキタちゃん、変な事されたの? 日本人が酔っ払って脱いだとか」
「いや、違うぜノルン。昨日はメイクイーン男爵家で舟盛が入ってたんだ」
「私は料理のことはよく分からないけど、それがどうかした?」
「だから、その舟に男爵家当主が入ったんだ。だけど、バックで入っただろ。フロントならモロだったと思うけど」
「いや、大将、なんだい、そのバックとか入るとか」
「だから舟盛だよ。舟の模型に男爵が入って、料理を体に盛り付けるんだ」
「はあ? 大将正気かい? それで、まさか、全裸だっていうんじゃないでしょうね」
ノルンはテーブルに身を乗り出す。
「いや、全裸だけど?」
「は? じゃあ、昨日は、あの筋肉ムキムキの男爵様が全裸で船の模型の中に入って、その体の上に料理を盛り付けたってのかい? この子が?」
「ああ、そうだな。これがこの地方の伝統的なおもてなし料理だ。舟に上がるのはとても名誉なこととされている」
「あ、そう。頭が痛くなってきたわ。私、自分って変態だと思っていたけど、実はこの街の住民、全員変態属性持ちだったのね」
「舟盛をやるのは主に貴族連中だけだぜ? 一般人はしない」
「そっかい。それで、この子に盛り付け手伝わせたっての?」
「その通りだが」
「はぁ~~~~~~大将、アンタって、デリカシーってもんが、いや、何? ひょっとして間違ってるのは私の方? 日本人達はどうだったの?」
「日本人達も喜んでいたぜ。最後は箸で男爵の逸物をつまもうとしてたしな」
「え? 何それ。さすが日本人ね。まさか、変態の私が引くとは・・・いやいや、そうそう、昨日ちょっとさ、オキタと同じ双角族の人に会ってね」
「・・・え?」
「安心しなよ。オキタの事は何もしゃべっちゃいないよ」
「双角族は、その、ある程度人の事が分かるから・・・」
「そうみたいね。昨日からずっと私を張ってる。この数、一体どこから湧いてきたのやら・・・」
ノルンは周りを気にする所作をする。周囲に一気に緊張感が生まれる。
「あ、あの、私、ご迷惑なら、彼らに突き出してもらっても。嘘をついたら、その・・・」
「嘘なんかついちゃいないよ。あいつらも、別にそこまで突っ込んでは来なかったよ」
「そう・・・ちなみにお名前とかは?」
「あん? 若いのがツツで、年食ってる方がラムだったかな。それからタビラという日本人も一緒」
「タビラ! それに、ジマー家の若頭と百鬼隊の分隊長格が何故こんなところに・・・あの、私・・・」
「待ちなよオキタ。それ以上言うと、元には戻れなくなるよ。私のカンだけど、アンタがここにいたいって思う気持ちがそのままなら、おそらくその願いは聞き届けられる。あいつらは、誰かを探してはいたけど、本気でその人物を連れ帰ろうとはしていなかったように思えたよ。そもそも、ここに来たのは偶然さ」
「ノルンさん・・・大将・・・わたし、ここにいていいのかな」
「俺はもちろんいいぜ。ただし、ちゃんと料理の修業はすること」
「はい。私頑張る」
「ま、私は偉そうな事を言える立場じゃない。オキタが残るって言うんなら応援するよ。で、あいつら、明日もこの街に来る予定のはずだ。早く出発した方がいいんじゃないか?」
「逃げるってのもしゃくだがな。オキタがそいつらに会いたくないってんなら仕方がないか。でもな、オキタ、親族は唯一無二の存在だ。本気で心配してくれているかもしれない。俺達に家族を引き裂く趣味はないぞ」
「うん。ごめんね大将。いずれ戻る。でも、それは立派な冒険者と料理人になってからだ。その時には、家族に料理を振る舞うよ」
「よし、よく言ったオキタ。お前を鍛えてやる! おおい、聞こえているか? これがオキタの意思だ。今回は帰ってくれないか?」
大将は誰かに聞こえるように、話し声のトーンを上げる。
「・・・大将、去って行ったよ。あいつら、恐らくはマ国の密偵さ」
「ふん。気配を出したのもおそらくわざとだろうな。俺達の人となりを見るために」
「去って行ったところを見ると、どうやら合格だったようだね」
「ごめんね、大将。いずれ全て話すよ」
「今のお前は、俺の弟子のオキタだ」
「うん・・・」
オキタの大冒険は続く。
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