第33話 テスト勉強会

そしてテストの前の最後の休日に、俺らは家の近くのファミレスに集まった。


連絡した人のうち貴司は、部活の大会があるということで不参加になったので、参加するメンバーは、俺、裕太、翔太の男子3人、すず、森山さんの女子2人だ。



そうなのだが、、、


裕太と森山さんが、座席を決めるときに、

「「森下くん(健太)とすず(香川さん)が隣の方がいいんじゃない?」」

といってきた。


見ると、翔太を合わせて3人でニヤニヤして顔を見合わせながら、俺とすずを見てきている。


どこか気恥ずかしかったが、ここでその気持を表に出したら負けのような気がしたので、何食わぬ顔で座ってやった。

―――無論すずが、顔を真っ赤にしていたので、あちらの3人は大変満足していたが。

              ◇◇◇

結局、

俺とすずは自分の勉強をしているどころではなかった。

本当は今日、苦手な英語をしようと思っていたのだが、俺の向かいに座った三人(おもに裕太)が勉強の出来が芳しく無く、俺が数学を、すずが英語を、という感じに分担して教えていたのだ。


―――まあ、自分の復習にはなったのだが、


でも英語の勉強をできたわけではないので、家に帰って、顔を青ざめさせていると、すずから、LINUが来た。急いで、その内容を見ると、


S U Z U「あんまり今日勉強できなかったね、、、」


と、泣き顔のスタンプを添えているものだった。

だから俺も、

K E N「俺も苦手な英語の勉強できんかった、、、」


と送って、俺は、ショボーンって感じの顔をしたスタンプも送った。


すると、既読はついたもののなかなか返事が帰ってこない。


二分間待ったところで、ストーカーみたいで気持ち悪いな、と思って苦笑いしつつ、トーク画面を閉じようとしたその時、


―――ピコン―――

となった。

見てみると、


S U Z U 「じゃあ、明日、二人でテスト勉強会やる?」


「フーーーーッ」


色々なことを考えたが、自分の欲には勝てず、すずとふたりきりで会いたいという欲には勝てず、


K E N「わかった!そうしようか!」


と、返信した。


________________________________________________________________________________________

次こそは邪魔者(?)がいない勉強会だ!


さてさて、

☆が99で止まってしまいました。

早く100達成しました!って報告したいので、まだつけてない方は、つけてくれると嬉しいです!よろしくおねがいします!


あと、更新がおくれてごめんなさい!

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