前のエピソード――第17話　初デート（仮）①

　研修旅行の帰りのバスの中。

　時間で言うと、健太はもうすでに酔っていて、裕太は行きのバスの時のように酔わないために寝ていた時。

「なあ、貴司。」

「ん？どうしたの？」

「昨日の話なんやけど､､､」

「健太のこと？」

「そうや。」

　この二人も健太と裕太ほどではないが、付き合いが長いので、お互い言いたいことが大体わかる。貴司は、昨日の出来事の中で、翔太の中で引っ掛かっていることがあるとすれば、昨日の恋バナだろうとすぐにわかったのだ。

「､､､あれは、本当に自分が誰のことが––いや、香川さんのことが好きなのかわかってないみたいだよ。」

「そないなことあるかいな？」

「健太はラノベの鈍感系主人公並みに鈍いからな。あれは香川さんも苦労するだろうな。」

「ちょっと待って！あの二人って両思いなん？」

「わからないけど、話している時二人とも初心なカップルみたいに話してるからねー。多分香川さんはもう健太のこと好きだと思っているんじゃないかな？」

「あー。そうなんか。健太は幸せもんやなあ､､､」

「なんか、羨ましそうだね。翔太も昨日言ってた好きな人に好かれとるかもしれないよ？」

「ッ！俺のことはええから！」

　貴司の推測は、半分当たっていて半分外れている。どちらもまだ恋心をお互いに抱いていないし、そもそも恋心なんてものがわかっていない。ただそれは見ているものからすると信じることができないレベルで二人は仲が良く見えていたのだ。

　健太も鈴音も信じられないレベルで初心なのだ､､､そんなことなどつゆ知らず、翔太と貴司は学校に着くまで、バスで騒いでいたのだった。________________________________________________________________________________________

　改めて、1万PV達成できました！

　ラブコメどころか、小説・ライトノベル自体を描くのが初めてなのにこんなに早く達成できると思っていなくて、自分でも驚いています。

　というわけで、1万PV達成を記念して、ある作品とコラボしようと思っているのですが、ここでみなさまに質問です！(特に実際に書かれている方に向けてですね)

　コラボって、その作品の作者の許可を取っていたら、違法とかじゃないですよね？

　わかる方がいたら、コメントで教えてください！お願いします！

　ということで、次からはデート(仮)の話に戻るので、それもよろしくお願いします！