第7話 動揺

ベッドサイドのランプをつけて、

スマホの画面を眺め続けた。


本当に大介なのだろうか。


風の噂で、橙子と別れてから比較的すぐに結婚して子供をもうけていると、

もぅ何年も前に聞いていた。


〜そんな大介が、なぜ私に連絡することがあるのかしら。

SNSでは旧姓を名乗っていて、共通の知り合いも多かったから見つけるのは易かったに違いない。でも、SNSを始めてから何年も経つのに、大介はいつ私を見つけたんだろう。

私は大介を見つけられなかったのに、なぜ?〜



いろんな思いが、グルグルと橙子の頭を駆けめぐった。

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