第5話 ギクシャク
〜3年働いたら一緒になりたいな〜
そんな話を大介にいつもしていた。
そのたび大介も同意してくれていると思っていた。
なのに、橙子が社会人になり、タイムリミットが迫ってくると
2人の仲が妙にギクシャクすることが多くなってきていた。
今思えば、ゆっくり答えをだしてもよかったはず。
でもこれ以上遠距離恋愛を続けたくない橙子と、
拡がり出した自分の世界をもう少し楽しみたい大介の気持ちとが噛み合わなくなってきたのだろう。
お互いの仕事が忙しくなり休みのタイミングも合わないことが増え、
会いに行く機会どころか、1週間どころか2週間以上も声を聞いてないと言う状況もよくあった。
そして、電話できても、すれ違いはおおきくなるばかりでケンカになることが多くなった。
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