第226話 2人はお互いに

「こ、これは失礼を。私は花子と命名されていまして、これでも秩序の女神なんですよ。」

 何故かまさやんに丁寧なあいさつをする花子。

「秩序の女神が秩序を乱してどうすんだ!」

 いかん、思わず突っ込んじまったぜ。


「はあ?マジモンのあれか?」

 まさやんのアレが何を意味するのか分かりにくいが・・・・

「いっとくが電波じゃねえぞ?マジモンの女神らしい。こいつ今じゃこんな見たくれだけは美女だが、さっきまで女神像に封じられていたうえに、霞みたいな存在だったんだぜ!」


「そうか、女神か・・・・想像していた女神とは違うな。」

「時にまさやんとやら、其方は心に大きな傷を負っているな。」

 女神が急に真面目になった?

「あ?あんたに俺の何が分かるってんだ?」

「・・・・失ったのは貴方だけではないもの。私にも色々失ったからわかるのよ。」

 何の話だ?

「ねえクーン、何だか深刻な話だし、先に休んでおこう。」

 ヤーナは関心が無い様子。

「まあ後は大人に任せて・・・・我々は休んでこうか。」


 俺達が自分達あてがわれた部屋に移動するも、2人の話は終わらなかった。


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


「・・・・酷いでしょ?」

「あんたも苦労しているんだな・・・まあもっと飲め。」

「ありがたく頂くわ・・・・人の世界の酒もイケるわね!」

「おお!いい飲みっぷりだな・・・・俺も負けてられねえぜ!」


 何故かまさやんと花子は酒を飲んで盛り上がっていた。


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


「ねえ、貴方何者よ?普通じゃないわよね。」

「気にするな花子。こういう出会いもある。」

「そうね・・・・これは必然だったのかしら?で、本名は何て言うのかしら?」


「ああそれな・・・・●△■☆だ。」

「へえ・・・・やはり只者では無かったのね・・・・と言うかこうして話をしてもよかったの?」

「いいんだ。だがクーンとヤーナには言うなよ?花子の契約を考えると聞かれたら逆らえないだろうが・・・・まさかクーンが俺の本名を花子が知っているとは思えんからな。そもそもあいつは俺の事は詮索しなかった。今後もないだろう。」


「そうね・・・・ねえ、今日はこれからどうなのよ?」

「・・・・もう予定は無い。」

「じゃあ・・・・」

「いいぜ。」


 注:この作品は全年齢対象です。


「そこ、そこがいいの!」

「いい反応じゃねえか!ここはどうだ?尻の付近をこう・・・・」

「す、凄い・・・・もう駄目え!!!」


 注:何度も記載しますがこの作品は全年齢対象です。


 この後まさやんも花子にマッサージをしてもらった。

 何て事はない。2人はお互いマッサージをしていたのだ。


 この後2人に何があったのかは2人しか知らない。

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