第216話 危険察知?怪しい事は避けたい
あれ?なんかおかしい。何で自由の女神像じゃなく地涌の女神像と思ったんだ?
仏と神、なんか違う。
まあ今更信仰心とか関係ないが、万が一邪神でも封印されていてそれを解き放ったとかシャレにならんから、先にダイヤモンドだな。
「・・・・という訳で観光もある程度終わったし、アーカンソーだっけ?そっちに移動しまーす!」
「何だか色々端折ったわね!でも楽しかったわ!で、いいのかしら?彼女を放ったらかしにしちゃっても。」
彼女って・・・・女神像の事か?
「別に助けを求められた訳じゃないし、まあ、気が向けば用事が終わってからまた来るさ。それでいいだろヤーナ。」
「そう?ならいいんだけど。」
『ちょっとそこ!何でこっちに来てくれないのよ!早くここから・・・・』
うん?なんか聞こえた?
「ヤーナ、何か言った?」
「何か言ったって、何も言っていないわよ?それより出発するなら急ぎましょ。人が多くなってきたわよ。」
流石はニューヨーク。
島とは言え何でこんなに人が来るんだよ!
さて、どっか人の視線が気にならない場所はねえかな?
『私の後ろ!人こないわよ!』
あ?やっぱ誰かいるのか?
「またなんか聞こえた気がするんだが、何だか疲れがたまっているのかな。」
「さあ。疲れているんだったら、後で癒してあげるわよ?」
「癒すってどうやって?」
「腰を揉んだり?」
「そんな気分だったら頼む。あ、あっちの方は人がいなさそうだ。あっちに行こう。そういう訳でまさやん、移動する。」
「そうか、もういいのか?お前達を見ていたらいい夫婦になりそうだって思ってしまったわ。まだ中坊ぐらいなのになあ。」
何言ってやがんだ。
「まあわかっているじゃないの。伊達に歳取っていないわね。」
「歳取ってって・・・・まだ50になったばかりだぞ俺は!」
「はいはいそういう事にしましょう。じゃああっちに行って、シロちゃんの地脈で移動しましょ?」
『ぎゃああ!!!い、行かないでええ!!!』
俺はまた謎の声を聞いたが無視し、そのまま人の視線が無い場所へ向かった。
周囲を見るも大丈夫そう。
早速シロによる地脈で移動を開始した。
・・・・
・・・
・・
・
《アーカンソー州:ダイヤモンド・クレーター州立公園》
やってまいりましたアーカンソー!
というかなんもない・・・・
今回はシロが分かると言うのでダイヤモンドの原石を目印に移動してもらった。
どうやら今立っている場所付近に結構な量のダイヤモンドが埋まっているそうだ。
「しかし相変わらずぶっ飛んでいるな、お前の・・・・ペットでいいのか?いまいち関係性がわからんからペットと言ってみた。」
まさやん、こいつは従魔だ。
そう言いたかったが従魔ってなんだ?ってなりそうだ。
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